ファリティが 再販チャネル をローンチ。第一の目標は製品を埋立地行きにしないこと

DIGIDAY

創業10年となるアメリカのサーフブランド、ファリティ(Faherty)は、6月20日にファリティセカンドウェーブ(Faherty Second Wave)をローンチ、再販専用のチャネルを立ち上げた最新のブランドとなった。

ファリティの共同創業者でチーフインパクトオフィサーのケリー・ドハティ氏は、再販は長く着られる服を作るという同ブランドの理念と完璧に合致すると語った。この新しいチャネルの第一の目標は、ファリティの製品を埋立地行きにしないことだ。

同社は1年以上かけてセカンドウェーブを開発、eメールやSMS、ソーシャルキャンペーンで市場に参入する。在庫は、買い手が売り手から直接商品を入手するピアツーピアの再販と、ファリティが直接出品する返品やダメージ品を修理した商品となる。

再販はすぐに利益が出るかどうかわからない実験的な試みであることに、ドハティ氏は納得しているという。

「中古品を販売することと、新品を販売することに矛盾はない」とドハティ氏は言う。「私たちは家族経営で、当社を監視するプライベートエクイティやベンチャーキャピタルもいない。これは当社の価値観にあっていると思う。もちろん収益源になってほしいが、ファリティの服が埋立地行きになるのを防ぐだけでも、私たちの勝利だ」。

創業10年となるアメリカのサーフブランド、ファリティ(Faherty)は、6月20日にファリティセカンドウェーブ(Faherty Second Wave)をローンチ、再販専用のチャネルを立ち上げた最新のブランドとなった。

ファリティの共同創業者でチーフインパクトオフィサーのケリー・ドハティ氏は、再販は長く着られる服を作るという同ブランドの理念と完璧に合致すると語った。この新しいチャネルの第一の目標は、ファリティの製品を埋立地行きにしないことだ。

同社は1年以上かけてセカンドウェーブを開発、eメールやSMS、ソーシャルキャンペーンで市場に参入する。在庫は、買い手が売り手から直接商品を入手するピアツーピアの再販と、ファリティが直接出品する返品やダメージ品を修理した商品となる。

再販はすぐに利益が出るかどうかわからない実験的な試みであることに、ドハティ氏は納得しているという。

「中古品を販売することと、新品を販売することに矛盾はない」とドハティ氏は言う。「私たちは家族経営で、当社を監視するプライベートエクイティやベンチャーキャピタルもいない。これは当社の価値観にあっていると思う。もちろん収益源になってほしいが、ファリティの服が埋立地行きになるのを防ぐだけでも、私たちの勝利だ」。

いま、世の中には世界が必要としている以上の服がある

ブランド再販プログラムをローンチしてから、それを大きな収益源に成長させるまでの道のりは必ずしも明確ではない。アーカイブ(Archive)の共同創業者でCEOのエミリー・ギティンズ氏は、再販に参入したばかりのブランドには通常3カ月程度のテスト段階を推奨しているという。

「私たちの目標は、再販が1年かそこらでブランドにとって重要な収益源になることだ」とギティンズ氏は述べた。「当然ながらこの市場は非常に新しいため、各ブランドにとって何が『重要』となるのかを言うのは難しい」。

ドハティ氏は、再販は過剰生産の問題に対する潜在的な解決策だと考えている。ファリティの売上の約50%は、シーズン物や一点物とは対照的なコアなスタイルによるものだ。ドハティ氏によると、再販の可能性は、ファリティが需要を満たすために生産するコアスタイルの数をいずれ減らせるかもしれないという点にある。

「もし人々が再販市場でしか買わなくなったなら、それはそれですばらしいことだ」とドハティ氏は語った。「私自身、最近は基本的にファリティか古着しか買っていない。現在、世界が必要としている以上の服が世の中にあふれている。当社が思慮深くサステナブルな方法で服を作っていると心から信じている。そして数年後には、あらゆるものをとにかく少なくできるようになるかもしれない」。

[原文:Faherty launches resale to solve the problem of overproduction]

DANNY PARISI(翻訳:Maya Kishida 編集:山岸祐加子)


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