DIGIDAYリサーチ: インフルエンサー の活用がより重要になった今年のホリデーマーケティング

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ソーシャルチャネルはすでにホリデーマーケティングキャンペーンであふれかえっているが、その中心となっているのがインフルエンサーだ。しかも、この傾向はホリデーシーズンに向けてさらに強まる見込みであることが、DIGIDAY+リサーチの調査で明らかになった。

ソーシャルチャネルはすでにホリデーマーケティングキャンペーンであふれかえっているが、その中心となっているのがインフルエンサーだ。しかも、この傾向はホリデーシーズンに向けてさらに強まる見込みであることが、DIGIDAY+リサーチの調査で明らかになった。

ブランドや小売業者のホリデーマーケティングプランにとって、インスタグラム(Instagram)とTikTok(ティックトック)の重要性が高まっているのは周知のとおりだ。だが、DIGIDAYがブランドと小売業界の関係者56人を対象に行った調査によれば、今年のホリデーシーズンではインフルエンサーの重要性も高まるだろう。この傾向は、多くのマーケターがホリデーシーズンに採用を予定している戦術に呼応したものだ。

DIGIDAYの調査によると、ブランドと小売業界の関係者のほとんどがインフルエンサーを活用している。具体的には、回答者の89%が、今年に入ってからマーケティングの一環としてインフルエンサーを活用していると述べていた。つまり、多くのブランドや小売業者のマーケティング戦略にとって、インフルエンサーが不可欠なチャネルになっているのだ。

しかも、ブランドと小売業界の専門家の半数近く(45%)が、ホリデーシーズンのマーケティングプランに占めるインフルエンサーの重要性はさらに高まると述べている。一方、回答者の3分の1強(39%)が、ホリデーシーズンを通じてインフルエンサーの重要性に変化はないと答えていた。つまり、ブランドと小売業界の専門家の84%が、インフルエンサーマーケティングの重要性が年末にかけてこれまでと同等かより高まると予想しているわけだ。

これに対し、今年のホリデーマーケティングでインフルエンサーの重要性が低下すると答えた調査回答者は、全体のわずか16%だった。

DIGIDAYの調査によると、ホリデーマーケティングプランにおけるインフルエンサーの重要性の高まりは、ブランドや小売業者の関係者が今年のホリデーシーズンに採用を予定しているマーケティング戦術に関係しているようだ。

たとえば「ギフトガイド」は、ホリデーマーケティングで活用すると述べた回答者の割合が56%と、年末にかけてブランドと小売業者のあいだで最も人気の高い戦術となっている。そして、このギフトガイドを使ったマーケティングプランでは、インフルエンサーが自身のチャネルでギフトガイドに関するコンテンツを投稿したり、ギフトガイドに掲載されている商品を宣伝したりするなど、重要な役割を果たす可能性が高い。

また、ブランドと小売業界の関係者の40%が今年のホリデーマーケティング戦略で利用すると回答し、3番目に人気の高い戦術となった「開封動画」もそうだ(なお、2位はブランド体験で、採用する予定だと答えたブランドと小売業者の割合は51%だった)。実際に開封の儀式を行うのはインフルエンサーになる可能性が高いため、このマーケティング戦術を展開するブランドや小売業者にとって、インフルエンサーが鍵を握っているのは間違いない。

[原文:Digiday+ Research: Influencers will grow more important to brands’, retailers’ holiday marketing

Julia Tabisz(翻訳:佐藤 卓/ガリレオ、編集:島田涼平)


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