こちらは、小売業界の最前線を伝えるメディア「モダンリテール[日本版]」の記事です
※モダンリテール[日本版]は、DIGIDAY[日本版]内のバーティカルサイトとなります
MRブリーフィングは、変動の激しい小売業界が直面する課題やトレンドについて、モダンリテールが注目しているニュースをご紹介します。
膨れ上がる飲料メーカーへの資金調達規模
飲料の分野にも、初期段階の新興企業に限らず、多くの資金が注ぎ込まれている。
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エナジードリンクのコングロマリットであるモンスター・ビバレッジ(Monster Beverage)は1月13日、3億3000万ドル(約376億円)を投じて、ビールとハードセルツァーのメーカーであるカナーキー(CANarchy)を買収すると発表した。プライベート・マーケットでは、缶入り飲料水を販売するスタートアップのリキッド・デス(Liquid Death)も1月初めに、シリーズCラウンドで7500万ドル(約86億円)の資金調達を行ったと発表した。
飲料水を販売する企業としては、目を見張るような資本額だ。しかし、ディキンソン氏(リキッド・デスではないが、多くの飲料系スタートアップに投資してきた)は、ここ数年に見られた数社の注目すべきイグジットによって、この分野への投資家の関心が高まったと話す。たとえば2016年、ドクターペッパー(Dr Pepper)はバイブランズ(Bai Brands)を17億ドル(約1940億円)で買収。エナジードリンクメーカーのセルシウス(Celsius)の親会社セルシウス・ホールディングスは2021年に上場し、現在では36億ドル(約4100億円)の時価総額を持つ。
これらのイグジットは、飲料ブランドが10億ドル(約1140億円)の評価額に達することができることを証明していると、ディキンソン氏は述べている。
ーー[原文:The ballooning beverage funding round]Anna Hensel(翻訳・編集:戸田美子)
MR Newsレビュー
速報系ニュースを振り返る「MR Newsレビュー」。今回は1月14日(金)〜1月20日(木)にモダンリテール[日本版]のTwitterでご紹介したニュースをまとめました。
オミクロン株拡大 営業時間短縮する小売店も
人手不足とオミクロン株の感染拡大で、小売店各社の営業時間がさらに短縮されています。ドラッグストアのウォルグリーンとCVSは週末、一部店舗を一時的に閉鎖しているといいます(WSJより)。https://t.co/Fa7xHJCFDv
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 17, 2022
12月小売売上高 前倒し需要でマイナス
米国商務省が14日に発表した2021年12月の小売売上高は、昨対比2.3%減の2843億ドル(約32兆円)でした。消費者が例年より早い時期に年末年始の買い物をしたことがマイナス要因となりました(The NY Timesより)。https://t.co/uMg9vQVZFu
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ラオックス、アジアコスメ専門店の2号店を東京・吉祥寺に
ラオックスは28日、アジアコスメ専門店「LAOX BEAUTY AIRPORT」を東京・吉祥寺にオープン。昨年12月に自由が丘に開いた新業態1号店に続くもので韓国、中国、タイなどの100ブランドを品揃え。吉祥寺には同じく新業態のアジア食品専門店「亜州太陽市場」を12月に開いたばかり。https://t.co/NfruHIcavJ pic.twitter.com/AThKEZ9dah
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ウォルマート、メタバース参入を検討か
ウォルマートはデジタル商品の販売だけでなく、メタバースへの参入も考えているということが、特許出願書類からわかりました。ある出願書類では、顧客に仮想通貨を提供する計画について説明されているといいます(CNBCより)。https://t.co/QA3pH95eH0
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ターゲットCEO「インフレで消費者の買い物に変化」と予測
ターゲットCEOのB・コーネル氏は全米小売業協会のNRF Retail’s Big Show(16〜18日)で今年のインフレが買い物パターンを変えると発言。ガソリン価格が上がり、人々が「運転する距離を減らし、買い物の回数や場所を集約する」と話しました。(Business Insiderより)。https://t.co/8OCkrgSDeP
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百貨店コールズ、eコマース事業のスピンオフ要求される
百貨店コールズの株の約5%を保有するマセラム・アドバイザーズが、コールズのオペレーション再編を要求しているといいます。具体的には、取締役会の変更とeコマース事業のスピンオフを求めているそうです(WSJ より)。https://t.co/iLyx2swkC3
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フィットネスのペロトン、人員削減と店舗閉鎖を検討
オンラインフィットネスのスタートアップであるペロトン(Peloton)は、コンサルティング会社マッキンゼーにコスト面の見直しを依頼。その結果、人員削減と店舗閉鎖に踏み切る可能性があるといいます(CNBC)。https://t.co/h8kCwHyXcZ
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フォーエバー21、新CEOにパーク氏
フォーエバー21は、カジュアルファッションのDockersや文房具ブランドPaper Source出身のウィニー・パーク氏が新CEOに就任するトップ人事を発表しました(WWDより)。https://t.co/ZOxBMqKDHs
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セブンイレブン、30分配送の定期購入プログラム開始、ウーバーなどに対抗
セブンイレブンは、デリバリーパス「7NOWゴールドパス」を発売。月額5.95ドルで配達料を免除する定期購入プログラムで、食料品や日用品など3000種類以上の商品を30分程度で配達し、追加料金はかかりません。Uber EatsやGoPuffも同様のサービスを実施中(SUPERMARKET NEWS)。https://t.co/n5gA2roGKO
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 20, 2022
Edited by 戸田美子