リボンの騎士「宝塚とコラボ」紹介は誤り…読売新聞が謝罪 支局ツイートに波紋、手塚治虫さん娘も指摘

J-CASTニュース

   読売新聞大阪本社は、漫画「リボンの騎士」に関して、故手塚治虫さんと宝塚歌劇が「コラボした作品」だと支局ツイッターで紹介したのは誤りだったとして、2023年4月21日に謝罪した。

   発端となった投稿に、治虫さんの娘・手塚るみ子さんが「”コラボした”という表現は違うんじゃないかと」と指摘していた。

  • 漫画家の故手塚治虫さん(写真:Francoise Huguier/Agence Vu/アフロ)

    漫画家の故手塚治虫さん(写真:Francoise Huguier/Agence Vu/アフロ)

  • 読売新聞阪神支局のツイッター(@hanshin_yomi)より

    読売新聞阪神支局のツイッター(@hanshin_yomi)より

  • 漫画家の故手塚治虫さん(写真:Francoise Huguier/Agence Vu/アフロ)
  • 読売新聞阪神支局のツイッター(@hanshin_yomi)より

「手塚治虫が独自に創作したマンガ」

   読売新聞阪神支局は20日、読売新聞オンラインの同日付記事「<宝塚・手塚記念館 企画展>リボンの騎士 麗しの70年」をツイッターで紹介するにあたり、治虫さんが手掛けた同作について、

「宝塚歌劇と手塚治虫。宝塚を代表する両者がコラボした作品が『リボンの騎士』です」

と記述していた。記事自体は、連載開始70年を迎えた同作の企画展が「宝塚市立手塚治虫記念館」で開催中だと伝える内容で、「手塚治虫が宝塚歌劇をもとに描いた」「『宝塚体験の総決算』として世に出した」などと説明しているものの、コラボ作品とは書かれていない。

   投稿はファンの間で波紋を呼び、るみ子さんもツイッターで、

「確かに宝塚歌劇の影響を受けて描かれた作品ではあるけれど”コラボした”という表現は違うんじゃないかと。手塚治虫が独自に創作したマンガですから」

と指摘した。

   読売新聞グループ本社広報部は24日、投稿をめぐる見解と対応をJ-CASTニュースの取材に下記のように答えた。

「4月20日に読売新聞阪神支局のアカウントから発信した当該ツイート中、『コラボした』という表現は誤りでした。21日、阪神支局と大阪本社広報宣伝部のアカウントで、誤りだったことをお伝えし、おわびしました。確認作業をさらに徹底します」

   阪神支局によるお詫びのツイートは、るみ子さんもリツイートする形で応じている。

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