オンラインサイトの偽レビューにより、余計な出費が増えるという調査結果

GIZMODO

戦いはまだ始まったばかりなのかもしれない…。

Amazonなどのオンラインサイトにあるレビューといえば、実際に商品を購入した人の率直な意見が読める貴重な情報源…というのが本来あるべき姿。買い物に慎重な人ほど、レビューをチェックしている気もしますが、なかには悪質な偽レビューが紛れ込んでいることもあります。

では、偽レビューの影響力は私たちの買い物にどれくらい影響力があるのでしょうか。the Behavioralistで発表された研究では、ある意味予想通りの結果が示されました。

過大評価に釣られるのか

研究には、1万人のイギリス在住者(成人)が参加。Amazonのようなオンラインサイトで3つの製品(ヘッドホン、ドライブレコーダー、コードレス掃除機)のいずれかを購入するという実験が行なわれました。

参加者は6つのグループに分けられ、それぞれ違う種類のレビューが表示されるようになっていました。たとえばあるグループは商品のクオリティなどに関する有益なレビュー、またあるグループでは過大評価により星の数が多くつけられているレビュー、さらに別のグループは他社製品を宣伝しているなどいかにも怪しげなレビューを見ることに。

いかにも怪しげなレビューの影響力は

この研究の結果によれば、偽レビューは、買い物客に低品質の商品を購入させる可能性が高いことがわかりました。しかも、1ドルあたり12セント以上の余計な出費をさせていたとか。一方で、いかにも怪しげなレビューによる買い物への影響力は低いことが証明されました。

買い物に失敗して使わなくなった製品が手元に残ると精神的にも金銭的にも環境面でも悔しさが残るもの…。先日には、偽レビュー投稿者を募るFacebookグループの管理人がAmazonから訴えられるというニュースが飛び込んできたばかりですが、偽レビュー投稿者との戦いはまだ始まったばかりなのかもしれません。

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