サイバートラックのリコール修理は35秒で完了する

超高額の車だけど、意外とお手軽な作業だった。

先週、アクセルペダルが外れてしまい、意図しない加速をしてしまう可能性があることが判明したテスラのサイバートラック。テスラは全てのサイバートラックに対するリコール発表しました。そしてその解決策は、ペダルにドリルで穴をあけてリベットを通すという、とっても原始的な方法でした。

すべてのサイバートラックがリコールとなる事態

約10万ドル近い値段のトラックの生産ラインで潤滑剤が使用されたことが原因で全3,878台のサイバートラックがリコールとなってしまいました。現在サービスセンターにトラックが返却され、迅速な修理が行なわれているとThe Vergeが報じています。

たった35秒!

この動画によれば、リコールの補修作業がなんとたった35秒で完了。エンジニアがペダルに穴を開け、リベットを取り付けて終了! The Vergeによると工程は以下のとおり。

ペダルは車体についたままの状態で、テスラの作業員がドリルでペダルに穴を開け、リベットを取り付けてペダルパッドを固定します。これにより、製造中に予想外に滑りやすくなってしまったペダルのパッドが外れるのを防ぐことができます。

テスラが公開したサービス情報によると、作業開始前にアルミ製アクセルペダルパッドの底とペダルバックの底の間の距離を測定するなど、いくつかの手順が必要だそうです。

もしパッドの底がペダルの底から5mm以上離れている場合、全てのペダルアセンブリを交換する必要があるとしています。

修理の最後のステップは、穴あけで出た削りカスを検査し、緩んだアクセルペダルが動かないことを確認して終了だそうです。こんな簡単なリベットひとつで安全が確保されているということですね。これ以上、問題が出ないといいんですが…。

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