シスレー、高級美容ブランドのトレンドである独立型スパをオープン

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この記事は、DIGIDAY[日本版]のバーティカルサイト、ビューティ、ファッション業界の未来を探るメディア「Glossy」の記事です。 高級スキンケアブランドのあいだで、独立型のスパをオープンさせることが新しいトレンドに […]

高級スキンケアブランドのあいだで、独立型のスパをオープンさせることが新しいトレンドになっている。最近ではシスレー・パリ(Sisley-Paris)も、その仲間に加わった。

シスレーは6月26日に、ブリーカー・ストリートにあったブティックに代わるメゾンスパを、ミート・パッキング・ディストリクト(ニューヨーク市)にオープンした。シスレーは2017年2月にパリに最初のスパをオープンし、その後はミラノ、ブリュッセル、リヨン、ボルドーでも旗艦となる独立店舗型のスパをいくつか運営しているが、米国でのオープンは初めて。同ブランドの商品は世界100カ国以上で販売される他、路面店をマイアミとラスベガスに、そして小さいブティックをパームビーチ(フロリダ州)に構える。2022年にブルーマーキュリー(Bluemercury)と卸売のパートナーシップを開始した他、ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)、ノードストローム(Nordstrom)、ブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)でも販売されている。スキンケア、メイクアップ、フレグランス、ヘアケア製品などを展開しており、商品価格はカテゴリーに応じて、60ドル(約8,600円)から1000ドル(約143,000円)以上までと幅広い。

「2017年に最初のメゾンがオープンして以来、メゾンシスレーのパーパス(存在意義)はほぼ変わっていない。メゾンシスレーの各店舗はブランドの精神と、創業したドルナノ家の芸術的あるいは文化的なインスピレーションを反映するよう作られている」と話すのは、シスレーの米州担当マネージングディレクターであるマルタン・ビズアール氏。「全体として、当社のブティックやメゾンなど実店舗は、米国での当社の存在感やイメージを強化するもので、当社の高級な販売ネットワークに重要な要素を加えるもの。私たちがいるのは、製品を体験し、感じて、触れて、嗅いで、個別のアドバイスやケアを必要とする業界だ」。

2,675平方フィート(約250平方メートル)のスパには3つのトリートメント室と、専用の入り口が設けられたヘアスタイリングやトリートメントのためのエリアがある。ビズアール氏によると、同ブランドのヘアケアの売上高だけでも、2023年は前年比で50%以上の増加が予想されているという。メイクアップの売上高も同様の傾向にあり、2023年には売上が大幅に回復した。2020年以前はシスレーの売上の20%をメイクアップが占めていたが、現在は30%近くに達していると、米国およびカナダ担当プレジデントのジム・マキ氏は語る。

独立店舗型のブティックスパをオープンした高級スキンケアブランドは、シスレーだけではない。ごく最近ではアウグスティヌス・バデール(Augustinus Bader)が2月にロンドンで、そして3月にニューヨークの高級ブティック「ジ・ウェブスター(The Webster)」の中にスキン・ラボ(Skin Lab)をオープンした。2019年以降は、ドクター・バーバラ・シュトルム(Dr. Barbara Sturm)やビオロジックルシェルシュ(Biologique Recherche)も独自のスパをオープンしている。ブランドの資産価値と認知度の向上というのが主な理由だが、マキ氏によると、シスレーの他のメゾンも売上に大きく貢献しているという。

「顧客は店頭で必ずしも試せるわけではないスキンケア、メイクアップ、ヘアケア、フレグランスを、幅広く体験することができる」と同氏。「ブランドの認知度を高めるためであることは間違いないが、ビジネスにも非常に役立つものだ」。

[原文:Sisley-Paris opens standalone spa, a growing trend for luxury beauty

EMMA SANDLER(翻訳:田崎亮子/編集:山岸祐加子)


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