「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(Cannes Lions International Festival of Creativity)」が、南仏カンヌで今年も幕を閉じた。では、人々はどんな理由でカンヌに向かったのか。
その答えを探るために、DIGIDAYリサーチはテクノロジープラットフォームまたはテクノロジープロバイダー、パブリッシャー、エージェンシー、ブランドに勤務する180人を対象にアンケート調査を行った。その結果を見る限り、華やかなパーティの雰囲気に誘われてカンヌを訪れる人は思いのほか少なかったようだ。
米DIGIDAYの調査によると、今年のカンヌライオンズの参加者を勤務先別に見たところ、テクノロジープラットフォームまたはテクノロジープロバイダーに勤める人々が最も多かった。また、これらテクノロジー企業に勤務する回答者のうち、「カンヌライオンズに参加する」と答えた人は39%で、「過去にカンヌライオンズに参加したことがある」と回答した人も同じく39%だった。
テクノロジー企業に次いで大きな参加者群を構成するのはパブリッシャーに勤務する人々で、23%が「毎年カンヌに行く」と回答している。「過去に参加したことがある」と回答した人も同じく23%だった。
次がエージェンシーに勤務する人々で、21%が「今年のカンヌライオンズに参加する」と回答。「過去に参加したことがある」と答えた23%を、わずかながら下回った。
一方でブランドに勤務する人々は、3位と大差のある4位だった。「今年のカンヌライオンズに参加する」と回答したのはわずか6%で、「過去に参加したことがある」と答えた19%に大きく水をあけられた。
「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(Cannes Lions International Festival of Creativity)」が、南仏カンヌで今年も幕を閉じた。では、人々はどんな理由でカンヌに向かったのか。
その答えを探るために、DIGIDAYリサーチはテクノロジープラットフォームまたはテクノロジープロバイダー、パブリッシャー、エージェンシー、ブランドに勤務する180人を対象にアンケート調査を行った。その結果を見る限り、華やかなパーティの雰囲気に誘われてカンヌを訪れる人は思いのほか少なかったようだ。
米DIGIDAYの調査によると、今年のカンヌライオンズの参加者を勤務先別に見たところ、テクノロジープラットフォームまたはテクノロジープロバイダーに勤める人々が最も多かった。また、これらテクノロジー企業に勤務する回答者のうち、「カンヌライオンズに参加する」と答えた人は39%で、「過去にカンヌライオンズに参加したことがある」と回答した人も同じく39%だった。
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テクノロジー企業に次いで大きな参加者群を構成するのはパブリッシャーに勤務する人々で、23%が「毎年カンヌに行く」と回答している。「過去に参加したことがある」と回答した人も同じく23%だった。
次がエージェンシーに勤務する人々で、21%が「今年のカンヌライオンズに参加する」と回答。「過去に参加したことがある」と答えた23%を、わずかながら下回った。
一方でブランドに勤務する人々は、3位と大差のある4位だった。「今年のカンヌライオンズに参加する」と回答したのはわずか6%で、「過去に参加したことがある」と答えた19%に大きく水をあけられた。
調査では、今年カンヌに行く予定の人々にとって、「ミーティング」がその大きな動機となっていることも判明した。「今年のカンヌライオンズに参加する」と回答した人の58%が、その理由を問われて「ミーティング」と答えている。2番目に大きな理由として挙げられたのは「商談」だったが、1位とは大差がついているものの、カンヌに行くと答えた人の4分の1弱(24%)が、そう答えている。
カンヌの評判とは裏腹に、今年カンヌに行く理由として「パーティ」を挙げた回答者はひとりもいなかったことは興味深い。また、「存在感を示すため」にカンヌに行くと答えた人は7%にとどまり、カンヌライオンズに参加する「特段の理由はない」と回答した人は2%だった。なお、米DIGIDAYの回答リスト上位から漏れた「今年カンヌに行く理由」には、アクティベーション、ポッドキャスト、イベント主催、ブランドスポンサーシップなどがあった。
さらに、回答者のなかには「ネットワーキング・人脈作り」や「業界最高の作品に触れる機会」を今年カンヌに足を運ぶ重要な理由に挙げる人もいた。
今回の調査で「今年はカンヌに行かない」と回答した人々は、その最大の理由として「コスト」を挙げており、回答者の3分の1を上回った。
一方、「カンヌライオンズには出張を正当化できるだけの価値がない」と回答した人も、ほぼ4分の1(26%)にのぼった。また、今年カンヌに行かない理由として「その他」を選択した回答者は35%だが、そのなかには「カンヌライオンズというイベントの価値と投資効果が、参加にかかる費用と時間に見合わない」、あるいは「自社にとってより価値が高いと思われるほかのイベントに予算を使いたい」という理由もあった。
[原文:Digiday+ Research: Meetings draw attendees to Cannes this year, but cost is a big barrier]
Julia Tabisz(翻訳:英じゅんこ、編集:島田涼平)
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