ドゥ・ラ・メール が新たに皮膚科医と協力し、 肌のバリア機能 強化の研究を開示

DIGIDAY

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7月6日、ドゥ・ラ・メールは、ヒーロー商品である美容液、ザ・コンセントレートをサポートするデジタルキャンペーンをローンチした。これは7月中旬に同ブランドにとって、初となる皮膚科医とのパートナーシップ、ダームコレクティブと連動して行われる。皮膚科医との長期的なパートナーシップが意味することとは?

7月6日、ドゥ・ラ・メール(De La Mer)はヒーロー商品である美容液ザ・コンセントレート(The Concentrate)をサポートするデジタルキャンペーンをローンチした。これは7月中旬に同ブランドにとって、初となる皮膚科医とのパートナーシップ、ダームコレクティブ(Derm Collective)と連動して行われる。

皮膚科医との長期的なパートナーシップ

ソーシャルメディアにおけるザ・コンセントレートのキャンペーンでは、皮膚のバリア機能強化という同製品の性質に関する新たな研究を紹介する。濃縮ミラクルブロス(Concentrated Miracle Broth)という独自の成分処方のこの製品は、ケミカルピーリングやレーザー治療の前に肌を整え、治療後の回復をサポートする。ダームコレクティブには、ニューヨーク在住の皮膚科医エリザベス・ヘイル医師とロンドン在住の皮膚科医イフェオマ・エジケメ医師が参加している。コレクティブは、これらの皮膚科医との長期的なパートナーシップの開始を記念するもので、コンセントレート・キャンペーンはドゥ・ラ・メールにとってこの夏最大のキャンペーンとなる。1オンス(約30ml)のザ・コンセントレートは425ドル(約5万8700円)で、デパートやセフォラ(Sephora)、コス・バー(Cos Bar)などで販売されている。

「濃縮ミラクルブロスやザ・コンセントレートがバリア機能を向上させ、施術前後のバリア回復をサポートするという新しい発見があり、ドゥ・ラ・メールの専門家のリストに皮膚科医を迎える適切なタイミングだと感じた」と、同ブランドのグローバルブランドプレジデントであるジャスティン・ボックスフォード氏は語る。「多くの消費者がレーザーやピーリングといった美容施術をスキンケアの方法に取り入れていることを認識しているので、『ザ・コンセントレートの使用が、このような類の施術を受けている肌にどのような影響を与えるのか』という疑問を抱いたのは自然なことだった」。

美容施術前後の肌のバリア機能回復効果

このキャンペーンは、新しい効果や効能のためにドゥ・ラ・メールのミラクルブロスを研究し、製品開発のための処方チームを抱えるマックス・ヒューバー・リサーチ・ラボ(Max Huber Research Labs)と同ブランドが行った研究からメッセージを導き出している。ドゥ・ラ・メールのマックス・ヒューバー・リサーチ・ラボの主任研究員ハイメ・エメツバーガー博士は、5月に開かれた研究皮膚科学会(Society of Investigative Dermatology)で、31歳から65歳の被験者を対象に行った4つの臨床研究と生体外の研究結果を発表した。これらの研究は、皮膚のバリア機能の完全性や強度、非アブレーションレーザーやグリコール酸ピーリング後の効果に焦点を当てている。

その研究では、ドゥ・ラ・メールのザ・コンセントレートが概して経皮水分蒸散量のような肌のバリアの性質を改善し、バリア修復時間を向上させることがわかった。ピーリングとレーザーに特化した研究では、ブランドが「標準的なケア」と呼ぶ非公表のモイスチャライザーが比較対象として使用された。エメツバーガー博士の研究の最後の要素は、ザ・コンセントレートとその独自の成分配合がなぜ皮膚のバリア機能を向上させるのかを理解することだった。エメツバーガー博士によると、チームはグリコール酸ピーリングの研究に着目し、ザ・コンセントレートが全面的に皮膚のバリアを強化する皮膚細胞タンパク質の生成を促進していることを発見した。

「(研究成果を発表する)目的は、皮膚科的治療を受けている患者に、肌を整える選択肢があること、肌がより早く回復する治療後のオプションがあることを示すことだ」とエメツバーガー博士は述べている。「皮膚科や科学界がこのことを知れば、施術前や施術後に肌を整え、回復を早めるための推奨となる可能性がある」。

2022年のトレンドは皮膚のバリアとマイクロバイオーム

Glossyで広く報じてきたように、皮膚のバリアおよびそれに関係が近いマイクロバイオームへの注目は、2022年の美容の話題の最前線となっている。スキンフィックス(Skinfix)やバイオーマ(Byoma)などのインディーズブランドは、肌バリアを軸にブランディングを位置づけている。同時に、ロレアル(L’Oréal)傘下のセイヤーズ・ナチュラル・レメディーズ(Thayer’s Natural Remedies)は7月11日に新しいスキンバリアトナーを発売し、ヘリテージブランドのブリス(Bliss)は3月に「バリアエイド」クレンジングバームを発売している。ボックスフォード氏は業界のトレンドについては言及を避けたものの、ザ・コンセントレートが肌バリアをサポートするために20年近く前に開発されていることを指摘した。

ドゥ・ラ・メールが最近の研究をどのように顧客に伝え、教育していくかはまだ決まっていないが、ダームコレクティブはその橋渡しをすることになりそうだ。これは、100万人のフォロワーがいるインスタグラムでのドゥ・ラ・メールの現在の戦略と一致している。その投稿を見ると、2月頃から始まった製品のプッシュに関しては軽いタッチであることがわかる。その代わり、ドゥ・ラ・メールは、シーケルプのような成分、芸術や慈善活動のパートナーシップ、海に焦点を当てたライフスタイルの写真などを中心に投稿を行っている。ドゥ・ラ・メールにはTikTokの公式アカウントもあるが、今のところ投稿はない。また、ピンタレスト(Pinterest)とFacebookにもアクティブなページがある。皮膚科医のパートナーたちは、ドゥ・ラ・メールのチャンネルのソーシャルポスト、公式ウェブサイトやeメールのキャンペーンコンテンツ、ライブやバーチャルなブランドイベントに登場する予定だ。

[原文:La Mer goes big on the skin barrier conversation with new Derm Collective]

EMMA SANDLER(翻訳:Maya Kishida 編集:山岸祐加子)


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