クラークスが Roblox スタジアムでZ世代のアスリートやゲーマーとタッグを組む:ブランド活性化と消費者層の拡大

DIGIDAY

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英国サマセット発祥のシューズブランド、クラークスは5月16日にローンチしたRobloxでの最新キャンペーンの展開として、アスリート、ゲーミングインフルエンサー、一般の子どもたちと協力し、クラークス・スタジアム(Clarks Stadium)というゲーム体験の試運転を行った。

英国サマセット発祥のシューズブランド、クラークス(Clarks)は、英国の学生が新学期用の靴をこのブランドでよく購入することもあり、ここ数年で飛躍的に成長している。そして米国に大きな市場機会があるため、クラークスは子ども向けの重要なプラットフォームであるRobloxで存在感を示すことを決意した。

5月16日にローンチしたRobloxでの最新キャンペーンの展開として、同ブランドはアスリート、ゲーミングインフルエンサー、一般の子どもたちと協力し、クラークス・スタジアム(Clarks Stadium)というゲーム体験の試運転を行った。クラークス・スタジアムは、オリンピックのスタジアムを再現したもので、ユーザーはそこでさまざまなスポーツをプレイして賞品を獲得することができる。クラークスのRobloxワールドには、5月19日時点で80万人以上の訪問者があった。

子どもたちはRobloxでメタバースを体験している

「4歳から12歳の年齢層をみると、メタバース、ゲーミング、そのすべてが突出している。もう少し深く掘り下げたところ、すべての市場に共通する点として、子どもたちがRobloxでメタバースを体験しているということが明らかとなった」と話すのは、クラークスのグローバルCMOタラ・マクレー氏だ。同ブランドは今回のローンチにあたって、4~8歳児と8~12歳児というふたつの主要なグループにデモグラフィックをわけている。

おこづかい支出トラッカーのルースターマネー(Rooster Money)によれば、Robloxは米国の5歳から12歳のあいだでもっとも人気のあるゲームだ。昨年、Robloxがニューヨーク証券取引所で取引を開始したときの評価額は450億ドル(約5兆7200億円)だった。GAP、トミーヒルフィガー(Tommy Hilfiger)、VANS、ナイキ(Nike)といったブランドが、ユーザーがバーチャルグッズを集められる特定の世界や障害物コースの「オビー(obby)」を通じてこのプラットフォームに参入しており、ファッションブランドがメタバース体験をローンチする人気の場所となっている。

Z世代のアスリートとシューズやゲームを共同開発

Robloxスタジアムは、2021年4月に発売されたクラークスのシューズ、シカ(Cica)のリローンチの一環だ。シューズのデザインを共同で行ったのは、ブレイクダンサーのBガール・テラ氏(インスタグラムのフォロワー数1万9000人)、パルクールチャンピオンでスタントマン研修生のロビー・グリフィス氏(インスタグラムのフォロワー数2万6000人)、BMXライダーのコナー・スティット氏(インスタグラムのフォロワー数10万人)という3人の若いアスリートである。「3人は、シューズのカラーリングから搭載されたさまざまなテクノロジーにいたるまで、私たちと協力してデザイン・構築を行った」とマクレー氏は述べている。

ブランドとの関係を継続するため、クラークスはシカの発売の1年後に、Robloxでクラークス・スタジアムを共同デザインするよう、これらのZ世代たちを招待した。「ゲームやアバターも含めて、すべてが3人との共同制作だ。3人ともシカシューズの発売当初から私たちとともにこのジャーニーに参加しており、またこれらの若いアスリートたちはRobloxにも熱中している」。

消費者層開拓のためゲーミングのインフルエンサーを起用

ローンチを宣伝するために、クラークスは、さまざまな年齢層のRobloxのネイティブインフルエンサーと協力してゲームをプレイしてもらい、パワーアップセットをプレゼントして、オーディエンスに向けて宣伝してもらっている。「私たちと一緒に参加してもらうために、Robloxの開発者やプレイヤーとして知られるこれらのインフルエンサーを起用した。インフルエンサーはスニークプレビューに参加し、多くのプロモーションを行っている」とマクレー氏。クラークスは今回のプロモーションで、インスタグラムなど従来のチャネルもいくつか活用しているが、メタバースのゲーミングのインフルエンサーを起用したのは今回が初めてである。

このプロジェクトでクラークスと協力したメタバース開発スタジオのメロン(Melon)のスポークスマンは次のように話す。「この体験に期待される従来のゲームメカニクスに加えて、我々はクラークスと協力してゲーム内の引き換えコードプレゼントを作成し、(プレイヤーが)現実世界で特別な金のチェーンのネックレスを受け取ることを可能にした」。また、同エージェンシーでは、毎日明かされるヒントやアンロックできるバーチャルグッズなどに基づいたミニゲームも構築している。

クラークスのメタバースのローンチは、拡大した消費者層を開拓するための一連のマーケティング施策の一環である。最近では、厚めのソールとFCS認証のサステナビリティを特徴とするブーツ、ワラビー(Wallabee)のリローンチも行い、クラークスはこだわりのあるスニーカーマニアたちを魅了している。

[原文:In aim to revitalize the brand, Clarks teams with Gen-Z athletes and gamers for Roblox Stadium]

ZOFIA ZWIEGLINSKA(翻訳:Maya Kishida 編集:山岸祐加子)


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