意外な装いで、あの “最強タッグ” を発見!【家そば放浪記】第48束:スーパーあまいけで買った、はくばく(霧しな)『信州そば』税込158円(1人前39円)

ロケットニュース24

その日わたしは家から最も近い「ロピア」に向かうべく、一橋学園駅に降り立った。すると駅の目の前に、AMAIKE(あまいけ)と書かれたスーパーがあるではないか。こういう地域密着系のスーパー、イイんだよねぇ。

店内に入るや否や、完全にアウェイ。店内の明るさも香りも陳列の順番も未体験。この “外国に来た感” がタマらない。もちろん私は乾物コーナーに直行……したところ、見慣れぬ蕎麦が目に入った。『信州そば』。

なんてことないパッケージなのに、「お1人様2点限り!」のPOPが掲げられている。メチャ人気の『小諸七兵衛』が1人3点限りなので、それよりも希少価値は高いようす。一体なぜこの蕎麦が……と裏面を確認してみると!

チョマテヨ! はくばく販売の、霧しな製造……あの、伝説の『木曽路御岳そば』を作った最強タッグやんけ! このパッケージの表面だけじゃ、そんなパワーのあるタッグが作った蕎麦であることなんて判別不能。

この時の興奮を何かに例えるとしたら、ユニクロで無地のTシャツが売っていたのでラベルを見たら、ビームスとシップスのコラボ商品だった……みたいな。それでいて価格も安いみたいな。みたいな! てな感じで──


デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……


4〜5分ゆでたら……


ハイ完成。


して、そのお味は──


まずびっくりするのはその色。ほぼ黒! もしやこれは音威子府そばインスパイア系……と身構えたが、味的には普通の蕎麦だった。いや普通よりも美味い。さすがは最強タッグなだけのクオリティは保っている。


が、飛び抜けたインパクトがあるわけではなく、パッケージにある通りの「なめらかで、のどごしのよい、風味豊かな信州そば」の域は出ていなかった。良くも悪くも裏切りのない蕎麦である。安心できる蕎麦というか。


「家そば」か「外そば」なら、ぎりぎり家だが、温なら外に出られるかもしれない。いや、もしも「天ぷら」が付いてきたら、思い切り花開く蕎麦な気がする。なんとなく私の感覚だが、“天ぷらに合う蕎麦” というものがあると思うのだ。このそばは、そんなタイプな感じがする。


ちなみにこの蕎麦に合うのは「かき揚げ天」であると見た。ジューシーでパワフルな天ぷらを「温」で合わせたら最高なのでは。つまるところ「温」と「天」。これを温天の蕎麦(おんてんのそば)と名付けたい。


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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