有線バイバイ。バッテリーが300時間持つと噂のHyperX Cloud Alpha Wirelessゲーミングヘッドホン

GIZMODO

失速感ゼロ。

人気のCloud Alphaゲーミングヘッドホンにワイヤレス版が新登場!

去年KingstonからHPに買収されたHyperXですが、Cloud Alpha WirelessでもHyperXらしさは少しも損なわれていなくて安心したー。最高の快適性とサウンド、最長300時間持つバッテリーで「有線を過去のものにする」ことを目指す意欲作となっています。

成功したかどうかの本題に入る前にひとつだけ注意事項ですけど、「最長300時間」って不眠不休で24時間ぶっ通しでプレイしても12日半かかるんですよね。入稿段階では本当に300時間持つかどうかまでは確認しきれていません。一応、何十時間かプレイしたんですけど、まだ残量63%…すげぇ…いつなくなるんだ…? 仮に300時間は持たないとしても、これだけ長持ちならしょっちゅう充電する必要はなさそうです。

HyperX Cloud Alpha Wireless

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Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US
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これは何?:ワイヤレスゲーミングヘッドホン。

価格:199ドル(約2万5000円)。

いいところ:音質、 長持ちするデザイン、声がクリアに入るノイキャンマイク、驚異のバッテリー持ち。

良くないところ:かさばる、Bluetoothも3.5mmジャックもない、やや割高。

快適なデザイン

パッと見のデザインはお手頃な有線版とほぼ一緒で、黒を基調にアルミのフレーム、ステッチ、カップのロゴは真紅の赤。派手なRGBライトなんかはやめて、しっとりまとめてます。ただ美しさより機能性、小型軽量より質実剛健さを優先している辺りは、どこから見たってまごうことなきゲーミングヘッドホンです。

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Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

有線モデルはケーブルにコントローラーが付いてるけど、ワイヤレスモデルでは音量ホイールが右のイヤーカップにあって、ミュートと電源のボタンは左(USB-CとLEDインジケーターの横)という配置。ボタンはちっちゃいけど探すのは割と簡単で、特にミュートボタンはポコンと突き出ているのですぐわかります。電源ボタンのほうは凹んでます。それで見分けるんだけど、これは反対側のカップにあるほうが紛らわしくなくてよかったかも。押した感触もイマイチでした。歯車型のスクロールホイールはめちゃ硬いので(動画で見るとそれほどでもないけど)、これはSteelseries Arctis P7みたいにくるくる回せる音量ホイールのほうがいいかも。重さはマイク込みで335g(マイク抜きだと322g)。ワイヤレス競合製品のCloud II Wireless(300g)やRazer Blackshark V2 Pro(320g)に比べると重いけど、とにかく着け心地がいいので気になりません。有線バージョンに勝るとはいわないまでも、着け心地に関しては有線モデルと並んでますよ。

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快適この上なし
Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

有線版(右)と並べてみると、ワイヤレス(左)のほうが頭上もカップもクッション薄め。だからかな? 着けていても、あまり圧を感じません。外音は完全にシャットアウトできるのに。

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左がCloud Alpha Wireless、右がケーブル付きのCloud Alpha
Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

ほかには特に目立つ違いはありません。ヘッドバンドの上部が、有線はつるつるなのに対し、ワイヤレスモデルではレザー加工になったことくらいですかね。

Bluetoothがない

Cloud Alpha Wirelessは、2.4GHzのドングルで約18m圏内の接続が可能です。パソコンやPS5で使ってみた限りでは、接続が不安定になったり落ちたりすることはなかったです。ドングルを差し込めばそれでつながります。ちなみにドングルはUSB 2.0 Type A対応で、赤のLEDインジケーターで接続状態がわかるようになっています。

なお、Cloud Alpha WirelessはPC、PS4/5で利用できますが、Xboxでは使えません(XboxはUSB音声出力をサポートしていないので)。これは注意が必要ですね。

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Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

また、スマホとペアリングするときになって「Bluetoothが…ない!(泣)」と慌てる人もいそう。2.4GHzのほうが接続は安定しているし、バッテリーランタイムがめっちゃ長いのもそのおかげなわけですが、BluetoothはBluetoothで付属品が要らないという利点があります。

でも、Cloud Alpha WirelessはBluetoothサポートも3.5mm入力端子もないので、スマホやタブレットの音楽を聴こうと思ってもその方法がないんですね(下の写真のAsusは例外的なレアケース)。ゲーム中に電話を受けること(Steelseries Arctis 9 のキラー性能)もできないし、 ケーブルでXBoxやNintendo Switchのコントローラーにつないだりもできないって話ですよ

今はゲーミング性能を高めた薄型軽量ノートPCもいろいろ出ていて、そういうノートには古い規格のポートがないこともあります。たとえばIntel Arc搭載ノートなどで使うときにはドングルが必須になりますので、これもあらかじめ知っておきたいポイントですね。

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ドングルでつながってるところ
Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

ノイキャンマイク最高

マイクは不満点なしです。PS5の仲間内でも「声がすごく通る、きれいに拾えてる」と評判で、Gizmodo編集部のFlorence Ion記者、Andrew Liszewski記者からも「シャープに聴こえる」と言われましたよ。マイクテストの録音はこちら。それを聴けばだいたいの音質はわかりますが、個人的に特に驚いたのはむしろノイズキャンセリング性能です。この日はたまたまアパートの配管が壊れて工事の音がかなりうるさかったのに、背景ノイズが全然入っていなくて感動でした。あと、ウィンドスクリーン(スポンジキャップ)の付け根がLEDのインジケーターになっていて、ミュートにすると赤く光るのも地味に助かる。

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Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

サウンドは最高にいい

Cloud Alpha Wirelessは、ネオジウム磁石の50mmドライバー使用(周波数帯域は15Hz~21kHz)。HyperX社によると、これはカスタムデザインのデュアルドライバでありまして、有線バージョンのドライバよりややスリム&軽量でありながら、サウンドクオリティは有線バージョンと同じなんだとか。本当にサウントは最高で、有線バージョンと比べても目につく欠点はありませんでした。PS5で『F1 2021』プレイ中はシャルル・ルクレールのフェラーリのエンジン音が冴えわたって、イモラサーキットも疾走感あふれる加速音を楽しめました。何度も事故って『グランツーリスモ7』に切り替えたら、未発売のフェアレディZ(僕のドリームカー) の轟音で臨場感たっぷりです。

PCで『Halo: Infinite』プレイ中もCloud Alpha Wirelessは武器固有の音をしっかり拾ってくれるし、背後から忍び寄る敵の気配もわかるので、これだったらスコアも上がるはずと一瞬期待しちゃいました(上がらなかった)。仕事中はYouTube Musicを流してたんですが、サウンドはおおむね上々でしたよ。今使ってるBose 700から乗り換えるほどじゃないけど、心揺さぶる重低音とクリスプな高音でなかなか聴かせてくれます。

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Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

サウンドはソフトウェアで調整

サウンド調整は、HyperX社のNGENUITYソフトウェアでEQコントロールを使って行います。初期設定のサウンドプロファイルを少しいじってみたんですが、サウンドを切り替えても、イコライザーをONやOFFにしても、あまり違いはわかりませんでした。DTS:XスペシャルをONにすると、少しだけサウンドがブーストされますが、「3D」になるほどじゃなかったです。

使っていて便利なのはマイクモニタリング機能ですね。これを有効にすると自分の声が聴けるので、「自分でも知らない間に友だちに叫んでる」状況になることはありません。本体でコントロールできるほうがいい人は 、Steelseries Arctis 7も一考の価値ありヘッドホンです。

噂のバッテリー持ち

Cloud Alpha Wirelessの最大の強みは、冒頭でも触れたバッテリー持ちです。

音量50%の設定にすると最大300時間持つってのが推定値。まだ届いてから300時間経ってないので何とも言えませんが、毎日数時間ゲームして何週間か経ってもまだ電池切れしていないので、若干の誇張があるにしても本当にそれくらい持ちそうです。

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Photo: Phillip Tracy – Gizmodo US

いよいよバッテリー切れ間近になったら、左のイヤーカップ底部にあるUSB-Cポートで充電できます。0%から100%まで4時間半もかかるので、ゲーム中に電池切れにならないように夜寝てる間に充電、ですね。

こんな人におすすめ

Cloud Alpha Wirelessは、ハイエンドなワイヤレスヘッドフォンを求めるPCゲーマー、コンソールゲーマーに最適なヘッドホンです。バッテリーがこれだけ持つならケーブル要らなくね?と乗り換える人もいそう。こんなに長持ちなのに、見た目も快適性も音質も有線モデルとほぼ一緒。犠牲にしたものがないうえに、マイクはむしろ良くなってて、チーム戦でも大活躍間違いなしですよ。

気になるお値段200ドル。大好評のSteelseries Arctis 7+、Razer Blackshark V2 Pro、HyperX自社のCloud II Wireless(150ドル)などなど、この価格帯は強敵だらけで、どれも甲乙つけがたいトップノッチの製品ばかりですが、充電のことを何週間も(何か月も)忘れていられる製品がいい人は、Cloud Alpha Wirelessで決まりでしょう。

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