気象庁は2023年5月18日11時、「沖縄地方と奄美地方が梅雨入りしたと見られる」と発表しました。平年より1週間~10日ほど遅い梅雨入りとなっていますが、少しずつ本州も梅雨入りしていくということで、ジメジメとした雰囲気に負けないように「雨が好きな少女と雨を嫌う雨男」のフルカラーコミック「あめあめふれふれうそやんで」の半額セールを開始しました。読んだことのない人はぜひこの機会にゲットして、既に手に入れている方もぜひもう一度読み返し、雨の音の中で彼女・彼らの思いに耳を傾けてみてください。
また、「あめあめふれふれうそやんで」に連動してGIGAZINE読者に「雨の日は好き?」「雨の日が好き/嫌いな理由は?」というアンケートに答えてもらっています。約1万件のアンケート結果を集計しましたので、そちらも合わせてチェックしてみてください。
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◆「あめあめふれふれうそやんで」はどんな物語?
「あめあめふれふれうそやんで」の主人公・佐々倉奈緒(ささくら なお)は、雨が降ると鼻唄を奏でてしまいたくなるくらい、雨が大好き。そんな奈緒が通う中学校のクラスに、一人の転校生・結城海唯(ゆうき かい)が現れます。
転校生と仲良くしようとする奈緒に対し、海唯はすっぱりと拒絶し、「雨は大嫌いだ」と言い放ちます。
それでも根気よく友だちになろうと話しかける奈緒に、海唯は自分の秘密を明かします。海唯は「気象局」という政府機関に認定された、「カテゴリ4」の「雨男」。常に政府の人が見張りについているほど、出歩くだけで雨を呼ぶ不思議な能力。海唯は「生まれてから一度も太陽を見たことがない」と語ります。
そうして再び海唯に拒絶された奈緒でしたが、自分を拒絶したときの海唯の顔が忘れられず、もう一度強く決意をします。太陽はなくならない、必ずそこにあるはず。どうやっても悪天候を呼ぶ雨男だとしても、何か太陽を見る方法はあるはず。
奈緒と海唯は思いつく限りの手段を試していきます。強引な手段でも、迷信にすがっても、神頼みでも。しかし「雨男」は手ごわい。そして、雨と災害をもたらす雨男は、長い時間同じ地域に滞在できません。タイムリミットは、カイが転校してしまう、たった2週間。
◆「雨の日」に関するアンケート集計
「あめあめふれふれうそやんで」では、雨の日が大好きな奈緒と、雨の日が大嫌いな海唯とが対照的に描かれています。そこで、GIGAZINE読者にも雨の日が好きかどうかアンケートに回答してもらいました。すると、約1万件の回答のうち、「雨の日が好き」と回答した人は約32.5%、「雨の日は好きではない」と回答した人が約67.5%となりました。
「雨の日が好き」と回答した理由として特に多かったのは、「雨の音」や「雨の日の匂い」など、晴れの人は違う感覚があるという点で、「雨の音は落ち着く」という意見が多くありました。雨が降った後の匂いは、じめっとしたイヤな匂いの時もありますが、雨が降った後に地面から上がってくる匂いを指す「ペトリコールの匂いが好き」という人は多い様子。
また、「雨の日に良い思い出や楽しい記憶があり、雨が降るとそれを思い出す」という意見も数多くありました。中には、「自分も雨男/雨女なので、楽しい思い出は全部雨の日」という人もいました。
「あめあめふれふれうそやんで」では、なんとか天気を晴れにしようとする奈緒の思いつきで、「新しい傘を買ったから使いたいと思った時ほど雨がなかなか降らない」という「あるある」を逆手に取る計画も提案しています。同じように、「お気に入りの傘や長靴を使えるから雨が好き」「雨の日にしか使わないレインコートが好き」というコメントもいくつか寄せられています。
そのほか、「外に出ない理由ができるため、気兼ねなく家にいることができる」というインドア派の意見や、「好きな映画や音楽が雨に関連していて、それを思い出してしんみりする」という感覚のほか、「花粉症で苦しんでいる日々が、雨の日は緩和されるから」という切実な悩みも複数の回答がありました。また、「どちらかがずっと続くと嫌だけれど、晴れがあってこそ雨だから」というコメントもありました。
「雨の日が好きではない」と回答した人の約35%が、単純に「雨に濡れてしまうのが嫌」と回答しています。また、約30%は「自転車が使えないなど、通勤・通学に差し支える」「外での仕事や、子どもの送迎が大変」という、雨の日に苦労するのが悩ましいと答えています。
そのほか、気圧の変化や湿度の上昇による頭痛やけだるさ、気分の落ち込みを含む、「体調が悪くなるから」と理由を回答した人が約10%いました。気分が落ち込むのと関連して、スポーツやアウトドアのアクティビティが好きな人は、雨によって外で遊べなくなったりプロスポーツが中止になってしまったりするケースが悲しいと理由を回答しています。
ずっと雨が続く2週間を描いた「あめあめふれふれうそやんで」のセールは、2023年の梅雨が終わるまで続く予定です。ぜひこの機会に手を取って、家に居なければいけない日を読書の時間としたり、作品を読んだ上で雨の日の楽しみ方が変わったりしていただけると、とてもうれしいです。
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