今やファッションアイテムとしても外せないヘッドホン。
見た目・着用感・音質ともに気に入るものを探し求めてきましたが、スピーカーで有名なSonosから初めてヘッドホンが登場したという情報をキャッチしました。
トレンドの形を日常使いしやすく
そんなわけで、今回Sonosさんにお貸しいただき、「Sonos Ace」を試してみました。カラーはブラックとソフトホワイトの2色展開で、こちらはソフトホワイトです。
最初に惹かれたのはやはりこのデザイン。楕円型といいますか、ちょっと縦長でAirPods Maxを彷彿とさせるような形です。
自分の場合、AirPods Maxはカッコいいな〜と思う反面、着用したときにやや大きすぎる印象があったのですが、「Sonos Ace」はそんなこともなく。マットなカラーのおかげであってか悪目立ちしすぎず、トレンドの形でありながらもシーン問わず日常使いできるデザインだと感じました。
ヘッドホンってどうしてもカジュアルな印象になりがちだけれど、ホワイト一色+シルバーで統一されていて上品にまとまるのもグッド。
長時間でも快適な着用感
そのヘッドホンを使い続けられるかどうか。個人的には着用感にも大きく左右されます。
「Sonos Ace」は、頭にあたるヘッドバンド、そして耳にあたるイヤーパッドがとってもやわらかいことに感動! プラッシュメモリーフォームとソフトなビーガンレザーを使用することで、クッションによる圧迫を最小限に抑えてくれます。
一時期“スクイーズ”なんておもちゃが流行りましたが、たとえるならあんな感じ。ふわふわ・モチモチの触り心地で、長時間着用していても頭や耳が痛くなりにくいんですよね。自分は普段SONYのWH-1000XM5を使っており疲れにくさが気に入っているのですが、それに近い着用感だと思いました。
内側は左右でカップの色が異なりパッと見て着ける向きがわかりますよ。
また、このシルバーの部分が伸び縮みして長さの調節が可能。ステンレススチール製で、無段階かつ容易にかけ心地を調整できるのもストレスフリーです。
さらにイヤーパッドを半回転させての調整も可能で、メガネをかけていたり髪をまとめたりしていてもフィット感を調整できる仕組みに。どんなファッションでも快適に使えるのは本当にありがたい……。
意外と初体験なボタンの押しやすさ
デザイン面でもうひとつ気に入ったのが、ボタンの押しやすさ。
しっかり凸があるおかげで「あれ?ちゃんと押せてる?」なんてことなく電源のオンオフやBluetooth接続、ノイズコントロールの切り替えなどをミスなく行なえます。
レバーみたいなこの形のボタンも、意外と初めて出会った形。上下に動くので音量調整など直感的にでき便利ですね、これ。
音質・ノイキャン性能も申し分なし
もちろん音の面でも不満はありません。
音楽、ラジオにPodcast、YouTube、FODでのドラマや映画視聴と一通り試してみましたが、個人的にはドラマや映画を観ているときが一番「なんかいいな」と感じました。
人の話し声や環境音の“質感”がわかるといいますか……。長時間使用での疲れにくさも相まって、家ではPCやタブレットと「Sonos Ace」での映画鑑賞が至福の時間になりました。
ちなみにノイズキャンセリング機能も申し分なし。人が多いカフェで作業中に使ってみましたが、まわりの音や話し声が気にならない程度に静寂を感じます。
「無音に近い」といったほどではものの、ノイキャン特有の詰まったような感じが少ない気がして、むしろこのくらいマイルドなほうが長時間は使いやすいかも。
正直高いけど、一度使ったら忘れられない
販売価格は74,800円(税込)。ちょっと高いな……と思ってしまったのが正直なところですが、でもかなり欲しい!
まだまだ理想のヘッドホン探しは終わりませんが、有力候補になりそう。このふわっふわの着用感はしばらく忘れられそうにありません。
Photo: 小池田
Source: Sonos