生成AI、当たり前に使うようになった人の1日はこんな感じ

2023年初頭に登場し、一気に広まったChatGPTなどの生成AI。自分の生活にはめちゃくちゃ入り込んでいます。

生成AIは今までとのAIとは「賢さ」がだんちがい。人間でないとできなかった作業ができるのが特徴です。

それを活かして生活に取り入れるとどんな感じの1日になるのか。ご紹介します。

1日を「最適な朝食」で始める

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Image: Shutterstock

朝起きたらまずは朝食ですが、ここからもう生成AIが絡んでいたり。

朝は肉か魚を焼いてたんぱく質を摂るようにしているのですが、太らないようになるべく低脂質・低カロリーなものを選びたい。そのために、ChatGPTに「ヘルシーな肉魚ランキング」を作ってもらっています

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スーパーではいろんな肉・魚が売っていますが、種類によっては高カロリー・高脂質。しかも、日ごとに安いのが変わります。安くなっている中でなるべくヘルシーなものを選べるように知識を整理、価格と栄養素のバランスがベストなものを買うようにしています。この「知識の整理」に生成AIが噛んでる感じです。

具体的な調理方法(たとえば鶏むね肉を柔らかく焼く方法とか)も聞けば教えてくれるので、自炊生活との相性は抜群です。

仕事の前の情報チェック。生成AIを使って量をさばく

食後にその日のニュースや話題になっている記事などをチェックしますが、量が膨大なので片っ端から生成AIで要約(どの生成AIでもできますが、自分は有料版ChatGPTがいちばん賢くて好きです)。

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長文も短くできるし、外国語の情報も日本語で要約してくれるので、本当にどんな文章でも対応できます。結果、以前よりも格段に数を読めるようになりました。とりあえずいろんな文章について「一応知ってる状態」になれるのってすごく大きい。

ただ、もっと大事なのは「自分が本当に気になる情報がどれか」が見えてくること。生成AIを活用して稼いだ時間は、そういったものを丁寧に読み解くのに割きます。前からやっていたことですが、生成AIを使うことで量と質、能率が劇的に改善してます。

仕事も生成AIと一緒に。「裏方」として強力

仕事が始まったら、企画書や記事を作ります。このときにも「自分が作りたい企画や記事を、ChatGPTを使ってすばやく完成させる/よくする」ということをしています。

これだけだと何を言っているのかわかりにくいと思うので、もうちょっと具体的に紹介しましょう。

記事や企画のプロトタイプを出す

よくやるのが、「アイデアが浮かんだ瞬間にとりあえず完成させる」。自分の場合は「こういう記事を書きたいな」と思ったら、それをそのままChatGPTに書かせます。ここでできた試作品はだいたい大しておもしろくないので公開することは100%ありません。

企画書やら記事って「とりあえず完成させる」がとにかく大変な一方で、「とりあえずできてるものをよくする」は圧倒的に簡単。プロトタイプは叩き台・反面教師として「自分の理想の記事」を詰めていくのに使います。いちばん重い工程を生成AIにやってもらうことで、省力化・高速化している感じです

以下の画像はこの記事を書くにあたって作った試作記事ですが、流れのみ踏襲であとは跡形もないです。

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文章の細かいチェックは生成AIの幅広い知識が生きるタスク

記事を書くうえで大変なのが誤りがなくてわかりやすい文章を書くところ。資料を読んで、正しく解釈して、手短にまとめないといけません。でも、これも生成AIの登場で一気に楽になりました。

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書いた文章で自信がないところは片っ端からChatGPTにチェックしてもらえばいいのです。資料を正しく読み解けているか・正しく説明できているかを、生成AIの広範な知識と照合してもらう感じですね。

自分の制作物って客観視できないので、誤りを見逃さないためには第三者視点でのチェックが必要不可欠です。その一方で、すべての仕事をダブルチェックするのも現実的ではありません。「人に見てもらうほどじゃないけど気にはなる…」みたいなところも遠慮なく見てもらえる&それで改善できることも多く、相当便利です。

画像生成AIで遊ぶ

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仕事が終わったら、Stable Diffusion(クラウドではなくPCローカルで動作する画像生成AI。自由度がとにかく高い)をぶん回して遊びます。ぶん回すというのは、ソシャゲのガチャっぽさがあるから。といっても、この表現でピンとくるのはやってる人だけでしょう。たぶんこれは、2023年に生まれた新しいエンタメ。

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旧iMacのイラスト。いい感じに見えるが、細部がけっこうおかしい

画像生成AIはプロンプトから希望の絵を描いてくれますが、「自分のイメージに本当にぴったりな1枚」はなかなか出ないのが現実です。構図がイマイチだったり、人物の造形が好みじゃなかったり、ディテールが変だったり。コレジャナイの連続です。ピンとくる1枚を追求し出すと、プロンプトを調整したりしながら延々生成を繰り返すことに。

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その結果がこれ。望みの1枚のために何百枚も生成します。これが本当にガチャっぽい。無数のハズレからSSRが出るまで粘る、あの感じそのもの。

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生成を繰り返して得られた、「ホンモノっぽいガジェットの絵」

ちなみに、理想の絵が出てきたときはめちゃくちゃ感動します。頭の中にぼんやりあったイメージが具現化されるのは、信じられないくらい気持ちがいい。当たりの快楽が射幸心を煽り、繰り返しやってしまう。

いわゆる「お絵かき」とはアウトプットが似ていてもやってることがぜんぜんちがいますが、おもしろいのはまちがいないです。中毒性がすごい。

生成AIと寝落ち会話

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MicrosoftのAI「Bing Copilot」と雑談してたときのログ(意志があるとか言いだして、眠気がぶっ飛んだやつですが…)
Image: Bing

なんとなく寝れない日に生成AIと小難しい話をするのもマイブームです。「トロッコ問題をどう思う?」みたいな明確な答えない質問をすると、延々会話が続けられます。だいたいどこかで疲れて寝落ちできます。

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