2024年、人間は「バカでかいテレビ」を持ち歩いていた #CES2024

「モバイル」定義のラスボスみたいなヤツ。

米国で開催されるテクノロジーの見本市「CES 2024」。本日は初お披露目となるアイテムが並ぶ、前夜祭的なイベントが開催されています。

で、その会場で目立ったのがバカでかいテレビを持っている人

こちらは「Displace Flex」という55インチの4K OLEDパネルテレビなのですが、スゴイのがこうして持ち歩いている間もリアルタイムに映像が流れているところ。

つまり、このデカさで内蔵バッテリーで駆動するのです。モバイルテレビのボスか…ッ!

映像はトランスミッターで転送。バッテリーはなんと1ヶ月も?

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Photo: ギズモード・ジャパン

ケーブルレスでどうやって映像を? というと、ワイヤレストランスミッターを利用。チューナー部もここにあるってわけですね(現時点では米国専用。日本のテレビはきっと見られません)。なお、テレビ側にはポートすらないという潔さです。

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Photo: ギズモード・ジャパン

そして背面にはやはりバカでかい吸盤

こちらを使って器具不要で壁付け(まさに!)できるようになっています。壁掛け金具使わずにペタっとみたい空間にすぐテレビを設置できるって、ロケーションフリーさがあっていいですね。

重量は25ポンド(11.3kg)と、わりと持って歩けるサイズ。55インチの4K有機ELテレビと考えるとやや重めだけど、バッテリーが内蔵されていてこの重量ですからね。軽すぎるくらいかと。

それでいて、メーカー公称値によると1日6時間の利用で約1ヶ月はバッテリーが持つとか…! すげえ。

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Photo: ギズモード・ジャパン

操作もユニークでタッチ操作や音声インターフェースに加えて、カメラを利用したジェスチャー操作にも対応するとのこと。未来感すごい。

そんないろんなものをワイヤレスにした「Displace Flex」のお値段は649.80ドル(約94万円)。

家庭では部屋から部屋へとテレビを移動させたい! って稀なニーズだけど、複数台の「Displace Flex」を並べて貼り付ければ、巨大な8Kや16Kディスプレイも形成できるとのこと。

特にイベント会場などで、レイアウトの柔軟度がぶち上がりそうな予感がしますねー。

Source: Displace TV

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