1997年から数多くの作品が発表され、世界的に人気を博するビデオゲーム『Fallout』。
核戦争後のポスト・アポカリプス世界と化した未来を舞台に、クリーチャーやロボットと戦うことを余儀なくされた人々を描くロールプレイングゲームです。特徴的なゲームシステムや重厚ともいえる深みのあるストーリー展開でも有名な作品。
そんな『Fallout』の実写ドラマが、Amazonプライムビデオにて2024年4月12日から配信が予定されています。その第一弾となる予告編ムービーが公開されました。
期待が高まる予告編
予告編は、主要人物のルーシーがVaultと呼ばれる地下シェルターから、荒廃した世界に飛び出すところから始まります。
放射能の影響で変異したクリーチャーが存在する外の世界、ルーシーを中心としたさまざまな登場人物たち、こうした要素が絡み合うストーリーを想像させます。
また、ゲームでもおなじみの放射線被曝により変異した人間であるグールや、数々の兵器やクリーチャーも登場することが確認できますね。
世界観の継承とオリジナルストーリー
IGNによれば、今回のドラマは過去のシリーズの特定の作品を実写化したものではなく、続編となる『Fallout 5』を想定して制作しているとのこと。
実際にドラマで登場するVault33というシェルターは、これまでのゲームでは登場しておらず、今回のドラマはFalloutの世界を共有しながらも新たなストーリーを描くものと感じられます。
予告編を見ても、兵器やロボットなど高度に発達した科学技術がある一方で、文化的背景は荒廃した世界に取り残されて発展していない、歪(いびつ)なレトロフューチャー的な世界がうまく表現されていると感じます。
個人的に、同じくビデオゲーム原作の実写ドラマとして非常に秀逸だった『The Last Of Us』のように、世界観を表現しつつドラマとして素晴らしいものになることを期待します。