2度めの正直。折りたたみ2画面スマホSurface Duo 2さわってきました!

GIZMODO

Microsoft(マイクロソフト)の革命児Surface Duoも1年経って大人になったね。

初代は物珍しさだけで物足りないところもあったけど、本日発表のSurface Duo 2は大幅スペックアップで問題点を一掃しています。

初代Duoは、不完全ながらに超薄型ディスプレイ2枚をイノベーティブなヒンジで結ぶエレガントなデザイン。初代は開発に時間がかかりすぎてる間にスペックとカメラがひと昔前のものになった感がありましたが、Surface Duo 2でようやく1500ドルのフラグシップスマホの名に恥じないものになりました。Qualcomm Snapdragon 888プロセッサ(昨年モデルのSD855から大進化)、メモリは8GB(昨年は6GB)。ストレージは128〜512GBから選べます。

いま買えるもっとも薄い5Gモバイルデバイス

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2021モデルSurface Duoはオブシディアンブラックとグレイシアホワイト、2つのカラー
Photo: Sam Rutherford

NFC、G5にも対応。開いたときの厚さはわずか0.21インチ(約5.3mm)。「市場最薄の5Gモバイル端末」(Microsoft)です。

Duo 2はカメラも本気。セルフィーカメラは12MPだし、リアカメラは3眼(メイン12MP、超広角16MP、2倍光学ズームの望遠12MP)で、競合のフラグシップスマホに負けない構成。少し出っ張るので、ほかの2in1と同じく360度ぴったり開けないのがトレードオフ要因ですけどね。

サイズ感はそのままに画面が大きくなったよ

デザインは洗練度アップで初代のシャープな角がとれました。手に持ってみた感じ最高で、開け閉めしやすくなってます。ロックボタンには指紋センサも内蔵。全体的なサイズ感は初代と変わってないけど、Duo 2はベゼルが薄くなったぶん、ディスプレイは少し大きめの5.8インチ。1344 x 1892 AMOLEDタッチディスプレイで、両画面ともリフレッシュレート90Hz。ゆったり楽しめます。

ほかにも細かいところにうれしい改善点があります。たとえば、ケースにマグネットがついて新型Surface Pen 2がピタッとくっつくとか、画面のヒンジの隙間んとこに通知が表示されるので、そこのぞくだけで時刻も用事もチェックできるとか。これはなくてもいいんだけど、開かなくてもわかるのは無駄にうれしい…今回一番うれしいアップグレードかも。

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大事な用事はみんなここに表示される!
Photo: Sam Rutherford

Duo 2で惜しい点は、ワイヤレス充電がないこと。防塵・防水性能も不明。

あともっと大事なのがソフトウェア面のことですね。OSはAndroid 11内蔵。スタートとしては申し分ないのだけど、レビュー機はそのブレリリース版内蔵だったので正式リリース版でどうかというところは確認できませんでした。初代のバグ(遅くなること、画面間のファイルやアプリのドラッグがうまくいかないこと、アプリを閉じても表示されるゴースティングなど)が改善してるといいのですが。

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Photo: Sam Rutherford

Microsoftが開発した2画面間の移動などのジェスチャー認識と機能にはSamsungみたいな会社も学ぶべきところが多々ありますね。 Duo 2で二度目の正直を狙うMicrosoft。バグを警戒する向きもありますが、ハードウェア的にはGalaxy Z Fold 3に十分対抗できるものになっています。ソフトウェアもこの1年で大躍進してるんじゃないでしょうか。

Surface Duo 2は価格1500ドル。米国では本日予約開始、10月21日発売。

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