クリエイターとのパートナーシップを強化する レノボ 。狙いは自社PCの性能アピール

DIGIDAY

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レノボ(Lenovo)がクリエイターから求められる存在になろうとしている。パーソナルテクノロジー企業の同社は、このミッションを実現するため、多くのクリエイターと協力して自社製品の機能をアピールしながら、従来のリニアTVか […]

レノボ(Lenovo)がクリエイターから求められる存在になろうとしている。パーソナルテクノロジー企業の同社は、このミッションを実現するため、多くのクリエイターと協力して自社製品の機能をアピールしながら、従来のリニアTVからデジタルでソーシャルな広告への移行を進めている。

「私たちは、若いクリエイターのクリエイティブスキルの向上を支援する役割を果たしたい」と、レノボでグローバルプレミアムコンシューマーディレクターを務めるダニエラ・イディ氏は言う。「彼らに、ブランドとともに成長してもらいたいのだ」。

クリエイターを使い、複合現実を利用した広告

レノボが最近、デジタルアーティストのhoxxoh氏Shanef3d氏と共同で、ニューヨーク市において複合現実のデジタルアートを使ったストリートアートの壁画を制作したのは、そうした取り組みの一例だ。クリエイティブショップのスーパーヒーローズ(SuperHeroes)と手を組んで実施したこの企画の狙いは、OOHにデジタルアートを用いたユニークなアプローチで消費者の注目を集め、この広告アートの制作で同社の「Yoga Pro」シリーズがクリエイターらをどれほど支援したのかをアピールすることにあった。

複合現実で注目を集めようとする手法は、急速にトレンドとなっているようだ。レノボの取り組みの前にも、ファッションブランドのジャックムス(Jacquemus)がバッグの「ル・バンビーノ(Le Bambino)」で同じようなプロモーションを展開している。Glossyが報じたように、ジャックムスはファッションウィークの開催中に、ハンドバッグの形をしたバスがパリの通りを走る3D動画を制作したのだ。

若いクリエイターへのリーチには、デジタル広告が必須に

もっとも、レノボは3Dの壁画アートだけでなく、デジタルマーケティングにも重点を置いている。とりわけ力を入れているのが、「インフルエンサー主導のアプローチ」によるソーシャルメディアでの取り組みだ。イディ氏によれば、同社は消費者が時間を費やしている場所で彼らにリーチするための転換を急いでいるという。

レノボがクリエイターとのパートナーシップにどれくらいの金額を費やしているのか、また広告予算をどのように配分しているのかは、イディ氏が詳細を明かしていないため不明だ。ビビックス(Vivvix)のデータ(パスマティクス[Pathmatics]の有料ソーシャルデータを含む)によれば、レノボの2022年の広告支出は1億30万ドル(約139億2400万円)で、2021年の8380万ドル(約116億3300万円)から増えている。また、現時点のデータによれば、レノボは今年の第1四半期に1710万ドル(約23億7400万円)を広告に費やしているようだ。

「クリエイターにリーチする目的で、ソーシャル広告やデジタル広告を利用することは理にかなっている」と、ブランドコンサルタント会社プロフェット(Prophet)のパートナーを務めるユーニス・シン氏は言う。

「若いオーディエンスほどケーブルテレビを見ていないことは、紛れもない事実だ」とシン氏は述べ、「彼らに対してブランドの認知度やリーチを高めようとするマーケターは、従来型のテレビ広告を使っていたこれまでのアプローチを今すぐ見直す必要がある」と付け加えた。「彼らにリーチしたいのであれば、ターゲットを見逃していることになる。転換期が訪れており、今後はデジタル動画への移行が進むだろう」。

[原文:Lenovo uses mixed reality digital OOH to appeal to creators as a must-have brand

Kristina Monllos(翻訳:佐藤 卓/ガリレオ、編集:島田涼平)


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