「パンデミック前は 300%成長 も。幾度の試練も乗り越えたからだいじょうぶ」ジュエリーデザイナー ロクサンヌ・アスリン氏

DIGIDAY

ロクサンヌ・アスリン氏は40年以上ジュエリービジネスに携わっている。だが、社歴7年のブランド、ロクサンヌアスリンは大胆な色使いと若々しいデザインのおかげでいつも新鮮に感じられる。アスリン氏は、自分のブランドのローンチ前には、マイケル・コース(Michael Kors)などの大手ブランドのデザインを担当し、彼女のジュエリーはニーマン・マーカス(Neiman Marcus)やサックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)といった大手デパートで販売されていた。

ロクサンヌアスリンは、一家の友人であるリアンドラ・メディーヌ氏のようなインフルエンサーの後押しのおかげで知名度が高まった。

「インフルエンサーに金を支払ったことはまったくない」とアスリン氏はGlossyポッドキャストの最新エピソードで語った。「リアンドラは17歳ぐらいのとき、私の息子と交際していた。また、私の義理の娘の親友でもある。リアンドラをオフィスに招いて、自分が取り組んでいることについて意見を聞いた。彼女は写真を何枚か撮った。『写真をどこにも投稿しないでほしい』と言ったら、『安心して』と言われたが、その夜、写真は投稿された」。

この初期の話題が後押しとなり、同社は2017年から2018年にかけて300%の成長を遂げた。現在、ロクサンヌアスリンはマッチファッション(MatchesFashion)といったオンライン小売業者とノードストローム(Nordstrom)などの実店舗の両方で取り扱われている。

しかし、アスリン氏は、多くの点でブランドの次の方向をまだ考えている段階だと語っている。彼女は「直感的な人物」だと自称し、パンデミックや現在のようなインフレによる支出の減少などの課題を乗り越えられるようにビジネスを導くのに自身の創造的なセンスに頼っているという。Glossyポッドキャストでは、自分の哲学や経歴、インフルエンサーとの協働、カラフルなジュエリーの背後にあるインスピレーションなどについて、Glossyのジル・マノフ編集長に語った。

以下に、読みやすさのために若干編集してポッドキャストからの追加のハイライトを紹介する。

ロクサンヌ・アスリン氏は40年以上ジュエリービジネスに携わっている。だが、社歴7年のブランド、ロクサンヌアスリンは大胆な色使いと若々しいデザインのおかげでいつも新鮮に感じられる。アスリン氏は、自分のブランドのローンチ前には、マイケル・コース(Michael Kors)などの大手ブランドのデザインを担当し、彼女のジュエリーはニーマン・マーカス(Neiman Marcus)やサックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)といった大手デパートで販売されていた。

ロクサンヌアスリンは、一家の友人であるリアンドラ・メディーヌ氏のようなインフルエンサーの後押しのおかげで知名度が高まった。

「インフルエンサーに金を支払ったことはまったくない」とアスリン氏はGlossyポッドキャストの最新エピソードで語った。「リアンドラは17歳ぐらいのとき、私の息子と交際していた。また、私の義理の娘の親友でもある。リアンドラをオフィスに招いて、自分が取り組んでいることについて意見を聞いた。彼女は写真を何枚か撮った。『写真をどこにも投稿しないでほしい』と言ったら、『安心して』と言われたが、その夜、写真は投稿された」。

この初期の話題が後押しとなり、同社は2017年から2018年にかけて300%の成長を遂げた。現在、ロクサンヌアスリンはマッチファッション(MatchesFashion)といったオンライン小売業者とノードストローム(Nordstrom)などの実店舗の両方で取り扱われている。

しかし、アスリン氏は、多くの点でブランドの次の方向をまだ考えている段階だと語っている。彼女は「直感的な人物」だと自称し、パンデミックや現在のようなインフレによる支出の減少などの課題を乗り越えられるようにビジネスを導くのに自身の創造的なセンスに頼っているという。Glossyポッドキャストでは、自分の哲学や経歴、インフルエンサーとの協働、カラフルなジュエリーの背後にあるインスピレーションなどについて、Glossyのジル・マノフ編集長に語った。

以下に、読みやすさのために若干編集してポッドキャストからの追加のハイライトを紹介する。

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パンデミック初期を乗り切った方法について

「パンデミックの最中に、ヴォーグから電話があり、ページに掲載したい、またキットも作ってほしいと依頼された。当時、キットはやってはいなかったし、その経験もなかった。方法は知らなかったが、誰もいないオフィスに行って、小さなビーズのキットを作った。皆が家に閉じこもっていたときだったので、自分でジュエリーを作れるキットの販売を始めた。パンデミック以前の3年間で300%の成長を遂げていたし、楽しいジュエリーのキットというカテゴリーが生まれた。パンデミックが起きたとき、そのようにとても順調だった」。

ブランドのポジショニングと品質について

「当社をラグジュアリーブランドだとは思っていない。憧れのブランドではなく、民主的なブランドだと考えている。購入できるものを提供するように努めている。商品の大部分は400ドル(約5.6万円)未満で、ベストセラーは75〜130ドル(約1〜1.8万円)のあいだだ。当社の製品は憧れて頑張って購入を目指すようなものではなく、気軽に入手できるものであってほしい。私が最重要視するのは品質だ。オンラインでジュエリーを郵便で受け取ることもあるが、その商品に400ドル(約5.6万円)も費やすなんて理解できない。すべて14回テストするが、うまく機能しなかったり、問題があったり、着けたときに違和感があったりすると、イライラする」。

現在直面している最大の課題について

「大きな課題がひとつあるというよりは、小さいものが多くあると思う。不況は現実であり、人々は支出を減らしており、私も支出を減らしている。この状況は続いている。支出が減る一方で価格はますます上がっている。価格が上がっても、やはり価値を提供したいものだ。いまより高い価格帯に参入したくはないが、これはビジネスを運営している人なら誰でも直面すること。ビジネスを考えて、人気が出るのは楽しい。それを拡大するのが難しいところだ。いろいろな外的な要素がある場合には特にそうだ。だが、私は2001年のアメリカ同時多発テロのときも、2008年の市場暴落のときもなんとか乗り切った。あのような状況を乗り越えることができれば、大丈夫だ」。

[原文:Jewelry designer Roxanne Assoulin: ‘I don’t want to be an aspirational brand’

DANNY PARISI(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)


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