ロシア挑発するバイデン氏に苦言 – 鈴木宗男

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 女子カーリング日本は、堂々の銀メダル獲得だった。総当たり予選を勝ち抜き、準決勝では金メダル最有力のスイスを破り、初めての決勝進出、間違いなくカーリングに新しい歴史を刻んだ。

 決勝戦を見ながら、いつもニコニコしている選手が妙に硬く感じた。やはり決勝戦というプレッシャーか。

 北京オリンピック最終日まで日本選手の頑張りを示すことが出来たことは何よりだった。

 ウクライナ情勢のためG7(主要7カ国)外相会議がミュンヘンで開かれ「緊張緩和措置」を求めている。

 対話による解決を模索するG7外相会議が開かれているにも関わらず、アメリカのバイデン大統領は「プーチン大統領が侵攻を決断したと確信している」と述べている。なぜこうした挑発する発言をするのか。

 バイデン大統領は連日「侵攻する」と言っているが、そもそも発端はウクライナの親ロ派地域への挑発で、プーチン大統領はロシア国民を守るため国境周辺に兵を動かした。

 また、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大は、ロシアの安全保障に関わることなので、プーチン大統領としてもこれ以上は譲れないという決意と覚悟は当然であろう。

 34年前のベルリンの壁崩壊、東西冷戦の終結からの歴史にさかのぼる検証が必要となって来る。

 アメリカ、イギリスの挑発にプーチン大統領は乗らない。関係国の自制と対話が進められることを願ってやまない。

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