2018年5月22日の記事を編集して再掲載しています。
いろいろと謎が多い。
会社という小さな社会の中では、毎日いろんなトラブルが起こると思います。社員同士の衝突だったり、社長の怒りが爆発したり、ブラックであろうがなかろうが、常に何かしらの火種は落ちていることでしょう。
redditユーザーのWhySoSadCZさん。チェコ共和国にお住まいの彼は、定期メンテナンスでとある会社を訪問、サーバー部屋のエアコンをチェックしようとしていました。しかし、退職者が鍵を持ち去ったせいでサーバー部屋は開かずの間になっていました。鍵を壊して彼が侵入したところ…。
何か爆発物がサーバー部屋に転がってるけど？
サーバー部屋の隅に落ちていたのは、なんと対戦車ミサイル。若干LANケーブルが絡まっているので、ただ置かれただけではなさそうですね。チェコ共和国は大昔ソ連に占領されたこともありますが、ビロード革命以後は平和な国になっています。いろんな意味で謎だらけの落とし物です。
この写真をredditに投稿すると、｢元社員からのお別れプレゼントかも？｣なんてコメントもつきました。ですがすぐ、ソ連の作った｢9M14マリュートカ｣対戦車ミサイルだということが判明。不発弾には触ってはいけない規則があるため、爆弾処理班を呼ぶことになりました。
彼は、建物の中の人達すべてが避難させられ、見物人が退去させられる様子も逐一投稿。ナンバープレートのない黒塗りのバンが数台と、軍隊の車なども到着し、現場は｢軍隊によって完全封鎖されたみたいだった｣のだそうな。
結局ミサイルは火薬も信管も入ったホンモノだったことが判明し、基地で爆発処理させるために撤去されていったのでした。
この出来事が本当だったらエラい騒ぎになったことと思います。でもフェイク・ニュースという疑いもなくはないので、米Gizmodoはチェコ共和国の国防軍と警察に質問を送ったとのこと。さて、続報は舞い込んできますでしょうか？
Image: imgur
Source: imgur, reddit (1, 2)
Patrick Lucas Austin – Gizmodo US［原文］
（岡本玄介）
