発売日にApple Vision Proを購入した人が続々返品。いったいなぜ?

Appleが作る空間コンピューター、VRヘッドセットのApple Vision Pro

去年の発表直後から話題をさらい、今月2日についにアメリカで発売。予約しても発売日には手に入らなかった人がたくさんいたのですが…、今、返品する人が続出みたい。

SNSに返品報告

購入者のうちどれくらいの人が返品しているかはわかりませんが、少なくともXには「Apple Vision Pro返品しました」報告が届いています。

がっかりな1日。信じられないけど、Vision Pro返品した

さよなら、Vision Pro。空間コンピューティーングの時代はまだだな

中には、返品報告とともにレビューをポストしたガッツリユーザーも。

Google検索トレンドでも「Return Apple Vision(Apple Visionの返品)」は今週にはいって一気に増えています。

返品報告した人の多くは、Appel Vision Proに対する満足度は高く、涙ながらの返品となっているようです。

では、なぜ返品したかというと…。

返品は14日以内に

Appleの返品・返金ポリシーは、製品に満足できなかった場合、製品受け取りから14日以内なら返品可能です。

つまり、今、Vision Proを返品している人は、ほぼ発売日に入手した人々。誰よりも先に体験し、返品する作戦だったのでしょう。

今返品するのは返品期限が迫っているから。では、そもそも返品に至る理由は何かというと…。単純です、高いからですよ。

「今」じゃない

Apple Vision ProのVR体験は、確かに非常に素晴らしく、驚くほど美しいです。でも高い。購入時から高いなぁと思いつつ、手にしたわけです。購入した多くの人が、大切にレシートを保管していたことがその証拠。3500ドル、日本円では50万円前後なので、とりあえず買ってみるという価格ではありませんからね。

装着感があわず頭や顔が痛くなったり、映像から頭痛や酔いが起きたユーザーもいます。そういった問題点が改善に向かうのは、数世代先でしょう。

Vision Pro自体には好印象でも、価格と天秤にかけて返品を決断するということは、全体的な満足度はまだ十分とは言えず。

てことで、今はまだ買いじゃない

iPhoneにはまだなれない

Vision Proに懐疑的な企業もあり、対応アプリ数が少ないのもきっと返品したくなる原因の1つ。

Apple Vision ProにiPhoneのようなスポットライトが当たるのはまだ先の話になりそう。

キープするほど満足度は高くはない。

でも、SNSで返品報告したくなるほどには満足しており愛着もわいた。

Apple Vision Pro、今、不思議な立ち位置にいますね。

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