こちらは、小売業界の最前線を伝えるメディア「モダンリテール[日本版]」の記事です
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MRブリーフィングは、変動の激しい小売業界が直面する課題やトレンドについて、モダンリテールが注目しているニュースをご紹介します。
フォックストロットが1億ドルを調達 店舗網拡大とエンジニア・チーム強化へ
「モダンなコンビニ」フォックストロット(Foxtrot)は1月11日朝、新たな資金調達ラウンドとして1億ドル(約115億円)のシリーズCを発表した。これは、同社が4200万ドル(約48億円)のシリーズBを調達してから1年足らずでのことである。
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フォックストロットの共同設立者であるマイク・ラビトラ氏とテイラー・ブルーム氏は、この資金流入は主に、同社がより多くの店舗を開くために使われるだろうと話した。フォックストロットは現在16店舗を運営しているが、今年はさらに約25店舗をオープンする予定だ。調達資金はまた、雇用拡大のため、特にエンジニアリング・チームの規模をおよそ2倍にするために使われるという。
フォックストロットでは、店頭での販売、30分以内の配送サービス、5分以内のピックアップサービスなど、さまざまな方法で買い物をすることができる。さらに商品は都市によって異なり、シカゴのジェニーズ・スプレンディッド・アイスクリーム(Jeni’s Splendid Ice Creams)のように、地元で愛されているブランドの商品を置くこともある。
そのためフォックストロットは、カスタムメイドの在庫管理システムなど、さまざまな技術系ツールを社内で構築する必要があったとブルーム氏は話す。「最初の店舗では、文字通りGoogleのスプレッドシートで在庫を管理していた」。これらのバックエンドシステムは、フォックストロットが構築したユーザー向けの技術、たとえばパークス(Perks)と呼ばれる社内ロイヤルティプログラムやアプリとすべて連携している。たとえば、シカゴのリンカーンパーク店で品切れになっている商品が、ウエストループ店ではまだ入手可能である場合、より効率的にユーザーに通知することができるというものだ。
ブルーム氏とラヴィトラ氏は、こうした社内の技術系ツールがあることで、顧客が何をどれくらいの頻度で購入しているかというデータを収集しやすくなり、フォックストロットのプライベートブランド商品の充実にも役立っていると話している。ブルーム氏によると、フォックストロットのロイヤルティ会員は、平均して月に10回フォックストロットで買い物をし、そのうちの約半分は対面での買い物になるという。
プライベートブランド商品は現在、フォックストロットの売上の30%を占めており、今年中に約200のプライベートブランド商品を発売する予定だ。
ーー[原文:Foxtrot raises $100 million]Anna Hensel(翻訳・編集:戸田美子)
MR Newsレビュー
速報系ニュースを振り返る「MR Newsレビュー」。今回は1月7日(金)〜1月13日(木)にモダンリテール[日本版]のTwitterでご紹介したニュースをまとめました。
ウォルグリーン、コロナ禍で第1四半期好調
ドラッグストア・チェーンのウォルグリーン(Walgreens)は第1四半期決算で35億8000万ドル(約4150億円)の利益を計上しました。 最新のコロナウイルスの波が売上を押し上げました(https://t.co/uGdgLk50Bu)。https://t.co/dhSvG5kJJm
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 7, 2022
ベッド・バス&ビヨンド第3四半期、物流網の混乱で約1億ドルの損失
ホーム用品のベッド・バス&ビヨンド(Bed Bath & Beyond)は、サプライチェーンの遅延が響き、第3四半期で1億ドル(約115億円)近い損失を計上。通期の業績予想を下方修正しました(https://t.co/BI8zPJQqep)。https://t.co/menvO5uskQ
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 7, 2022
ルルレモン傘下のミラー、新CEOに元ツイッチのアラゴン氏
ルルレモン傘下のミラー(Mirror)は、新CEOにマイク・アラゴン氏が就任するトップ人事を発表しました。同氏は、ツイッチ(Twitch)の元最高コンテンツ責任者(TechCrunchより)。https://t.co/uSYET9vXUo
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 10, 2022
ゲームストップ、クリプトとNFTの専門部署を設立
ビデオゲーム小売のゲームストップ(GameStop)はクリプト(暗号)とNFTに特化した部門を設立しました。新部門の責任者として20人以上を採用したと報じられています(WSJより)。https://t.co/a0jJGMqiOx
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 10, 2022
2021年もっともダウンロードされた買い物アプリは「Shopee」
2021年にもっともダウンロードされたショッピングアプリはシンガポール発Shopeeに。次いで中国SHEIN、インドMeeshoがランクインするなどアジア勢の飛躍が目立ちました。Amazonは昨年の首位から4位に(apptopiaより)。https://t.co/HCLIjIgGKV
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 11, 2022
人気コスメのイルマキアージュ親会社、1億3000万ドルを調達
メイクアップブランドのイルマキアージュの親会社オディティ(Oddity)が、1億3000万ドル(約150億円)の資金調達を行いました。これにより、オディティの評価額は15億ドル(約1730億円)にまで上昇しました(https://t.co/IE7SLjFmoUより)。https://t.co/X81e2raFiL
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 11, 2022
テイクツー、オンラインゲームのジンガを買収
NBA 2KやGrand Theft Autoといったビデオゲームのメーカーであるテイクツー(Take-Two)は、オンラインゲーム開発のジンガ(Zynga)を110億ドル(約1兆2700億円)で買収します。ジンガは、Words with FriendsやFarmvilleなどのゲームで知られています(NY TIMESより)。https://t.co/zqNa8Tw55O
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JCペニー、技術分野の新経営幹部2人を発表
新CEO就任から数カ月、JCペニーが再び新経営幹部を発表。最高情報責任者(CIO)にGapやWalmartで活躍したシャーミーリー・バーラー氏、最高デジタルトランスフォーメーション責任者(CDO)に元ニーマン・マーカスGのケイティ・ミューレン氏を起用(ChainStoreAge)。https://t.co/vbr7CSU2sq
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リアーナ監修サヴェージ x フェンティ、初の実店舗出店
リアーナ監修のランジェリーブランド「サヴェージ X フェンティ(Savage x Fenty)」が実店舗での販売に乗り出します。今年、ラスベガス、LA、ヒューストン、フィラデルフィア、ワシントンDCに5店舗をオープンする予定だとFootwear Newsが報じています。https://t.co/iI8DsacEdm
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 12, 2022
アスレチックアパレルD2C、直近6カ月のトラフィックが増加
この6カ月のあいだ、ウェブサイトトラフィックにおいてもっとも急成長したD2Cブランドは、アローヨガ(Alo Yoga)やトラックスミス(Tracksmith)などのアスレチックアパレルブランドであることがわかりました(Retail Dive調べ)。https://t.co/GwvGqWKsp4
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 12, 2022
中国ロックダウン、大手製造業にも影響
中国の直近のロックダウンが、製造業各社の混乱を招いています。ナイキやアディダス、サムスンなどの大手メーカーの製造工場も影響を受けているといいます(WSJ)。https://t.co/mdbjkN2qr2
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) January 13, 2022
Edited by 戸田美子