Tileの買収元会社、ユーザー位置情報を大々的に販売していた…

GIZMODO

規約には書いてあるそうですが。

先月末に報じられた、紛失防止タグ「Tile」のLife360による買収。どちらも位置情報を利用したサービスを展開しているので、合併によるシナジーが楽しみだな〜と気楽に考えていたのですが、突如Life360による大規模なユーザー位置情報の販売が報じられてしまいました。

なお、ユーザーデータを販売すること=悪というわけではありません。みなさんがSNSサービスにて単語を検索した結果、すぐに他社のサービスから商品のおすすめが表示されるようになるのも、規約であらかじめ説明されていればオーケーなんです。ま、個人的には気持ち悪いというか怖いとすら感じますが…。

そして海外メディアのMarkupが報じたところによると、Life360は3300万人のユーザーの位置情報を希望するどの会社にも販売していたとのこと。インタビューに応じたLife360の元従業員は同社を「業界最大級のデータソース」と表現していることからも、その規模の大きさがわかります。

もちろんこのデータ販売はユーザーの同意にもとづいたもので、Life360のCEOことChris Hulls氏は「(データ販売は)ユーザーに無料でサービスを提供することを可能にするもの」であり、「Life360のビジネスモデルの重要な部分」だと説明しています。またデータからユーザーが特定されないように、プライバシーポリシーももうけられているそうです。

そして買収が決定されたTileについてですが、Hulls氏は「Tileのデバイスからのデータを販売する予定はない」と述べています。Tileユーザーからすれば、データを販売することは未来永劫ないくらいビシッと言ってくれないと、なんだか不安だと思いますが…いやはや、今後どうなることやら。

Source: Markup via 9to5Mac

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