日本のパスポートは世界で最も信頼度の高いパスポートだと判明

GIGAZINE
2021年10月30日 12時00分
メモ


by hirotomo t

イギリスの市民グループで外国人向けにビザ取得のサポートも行う団体・Henry & Partnersが世界パスポートランキングの2021年度版を2021年9月28日に更新しました。このランキングは国際航空運送協会(IATA)のデータを基に、199カ国のパスポートを旅行の自由度で評価してランク付けしたものです。

The Official Passport Index Ranking | Henley & Partners
https://www.henleyglobal.com/passport-index/ranking

Passport Power | 2021 Q4 | Henley & Partners
https://www.henleyglobal.com/publications/global-mobility-report/2021-q4/travel-mobility-trends/unilateral-passport-power-is-entrenched-in-the-pandemic-era

パスポートのランク付けは、IATAから送られたデータを元にした数値評価で行われます。パスポートの数値評価は「観光あるいはビジネス目的の短期滞在で、必要な予防接種を受けた成人1人が旅行する」ことを想定した上で、「ビザ免除、あるいは目的地に入国する際にビザや電子渡航認証を取得できる場合」は1ポイント、「ビザ、あるいは事前に政府承認の電子ビザを事前に取得する必要がある場合」は0ポイントを加算して行います。ポイントが高いパスポートほどビザの取得が不要となるケースが多く、その国のパスポートに対する信頼度が高いことを示します。なお、対象となったパスポートは199か国で、目的地の対象となった国や地域は227か所でした。

2021年度の世界パスポートランキングの結果は以下から見ることができます。

HENLEY_PASSPORT_INDEX_2021_Q4_INFOGRAPHIC_GLOBAL_RANKING_210928_1-1.pdf
(PDFファイル)https://www.henleyglobal.com/storage/app/media/HPI/HENLEY_PASSPORT_INDEX_2021_Q4_INFOGRAPHIC_GLOBAL_RANKING_210928_1-1.pdf


ランキング1位は日本とシンガポールで、スコアは192ポイントでした。日本のパスポートは2018年以降1位を維持しており、2020年度のランキングでも191ポイントで1位を記録。同率1位のシンガポールは、2020年度のランキングでは190ポイントで2位でした。


2位はドイツと韓国で190ポイント、3位はフィンランド・イタリア・ルクセンブルク・スペインが同率で189ポイント、4位はオーストリアとデンマークで188ポイント、5位はフランス・アイルランド・オランダ・ポルトガル・スウェーデンで187ポイントでした。なお、2位のドイツは2016年度のランキングで1位を記録しています。

下位5カ国はイエメン(33ポイント)、パキスタン(31ポイント)、シリア(29ポイント)、イラク(28ポイント)、アフガニスタン(26ポイント)でした。


なお、日本の周辺で最も渡航制限が厳しい北朝鮮は109位で、39ポイントでした。


Henry & PartnersのJuerg SteffenCEOは、2021年は新型コロナウイルスのパンデミックによって、旅行の自由度が高い国でも実際には旅行が大きく制限される年になったと述べています。パスポートの信頼度ランキング1位で「最も旅行がしやすい国」とされた日本も、新型コロナウイルス対策として直近で海外に滞在歴がある外国人のほとんどを基本的に上陸禁止としています。

また、パンデミックによる出入国制限が長引くほど、先進国と発展途上国の間での格差問題である南北問題が大きくなるとSteffenCEOは主張し、本来は新型コロナウイルスのまん延を防止するための施策が発展途上国から先進国への移民の流入を防ぐために利用されている可能性も示唆しました。

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