デルタ株収束の道筋 医師が指摘 – 中村ゆきつぐ

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順調に感染者減っています。もちろん油断してはいけませんが、やはり単純な人流とは関係ないことはファクトなんでしょう。

なぜ人流は関係ないのか、少しシェーマを書いてみました。

上段は人流を制限したもの。下段は制限しなかったもの。不顕性感染含めた感染者は当然上段が少なくなりますが、両者ともその集合体の中でみんなが感染し、弱いながら免疫ができることで全体が一時期燃えにくくなり、感染者数はそれ以上増えなくなるというイメージになります。(人流抑制して感染しなかった人は当然次回も燃えやすい状態のままです)

数ヶ月経てば免疫が弱くなるとか、また今回みたいなデルタ株のような感染力が強いウイルスが出て来れば再度感染を繰り返す。これが波の正体山火事理論です。(目玉焼きモデルとの類似性

ここにワクチンが加わることで、さらに免疫が変わります。

同じようにどちらも感染は収束しますが、犠牲者はワクチンで当然少なくなりますし、再感染の割合は免疫の持続力の強さから当然確率は低くなります。そう波の間隔が伸びる可能性が出てくるのです。

免疫が時間によって減弱する以上コロナの永久的な集団免疫はできそうにありません。それゆえ政府はウイズコロナとしての出口戦略を出してきました。ワクチン+検査も犠牲者を減らすことが目的で、ゼロコロナではありません。

今回のデルタ株でも感染収束の道筋がついたというファクトは今後のアフターコロナ施策において恐怖を煽らなくてもいいという自信をもって動いていけるはずです。もちろんある程度の人流抑制という感染対策も必要な時もくるかもしれませんが、ワクチン併用のマスク、手洗い、3密予防、食事の時に注意などでだいぶ重症者は減らせるでしょう。そしてワクチンで免疫高めてさらに全体を燃えにくくすれば、ファクターXを持つ日本は、波の犠牲者も少なく世界に比べて今後少ない感染者で抑えられるはずです。

0リスクを求めるのではなく、しっかり重症化しないようにワクチンを可能な限り接種し、アフターコロナ前へ進んでいきましょう。

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