Wi-Fiでも有線LANでもネット動画の再生が途切れる【“Wi-Fiの困った”を解決:トラブル編 第12回】

INTERNET Watch

【A】まず通信速度をチェックしてみましょう

 Wi-Fiや有線LANのいずれでもYouTubeやNetflixなどのネット動画をスムーズに再生できないといった場合、まずチェックしたいのはインターネット接続の速度です。

 例えば、YouTubeでは、動画の解像度ごとに「推奨される持続的な速度」をヘルプページに掲載しています。それによると、解像度が「HD 1080p」の場合は5Mbps、「4K」は20Mbpsの通信速度が必要としています。

 Netflixも「推奨されるインターネット接続速度」を公開していて、「高画質(HD)1080p」は5Mbps、「4K/UHD 4K(UHD)」は15Mbpsなどとしています。

YouTubeとNetFlixでは、画質ごとに推奨される通信速度を公開している。解像度が4Kの動画を見るには、YouTubeで20Mbps、Netflixでは15Mbpsとしている

 動画の再生が途切れるといった場合には、Googleの「インターネット速度テスト」などを利用し、こうした要件を満たしているかどうかを確認するようにしましょう。Google検索で「スピードテスト」と入力して検索すると検索画面の最上部に表示され、「速度テストを実行」をクリックすると結果が表示されます。

混雑しにくいIPoE方式への乗り換えも検討の余地あり

 普段は問題なく見られるのに、時間帯によってネット動画の映像が途切れるといったケースもあります。その原因として考えられるのは、インターネット回線の混雑です。

 特にフレッツ光回線では、PPPoE(PPP over Ethernet)と呼ばれる方式でインターネットに接続している場合、通信事業者のネットワークにある装置がボトルネックとなり、通信量が増加すると速度が低下してしまうことがあります。

 この混雑を回避する方法として、検討したいのがIPoE(IP over Ethernet)方式でインターネットに接続するサービスの利用です。IPoEはインターネットに接続するための新たな通信方式であり、PPPoEと比べてボトルネックが生じにくいと言われています。

 すでに多くのインターネットサービスプロバイダーがIPoE方式でのインターネット接続サービスを提供しているので、もし、PPPoE方式でインターネットに接続していて通信速度が著しく低下するということであれば、乗り換えを検討してみましょう。

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