東京五輪中継で「不適切放送」を繰り返した韓国放送局MBCが、企業革新を目的とした「MBC公共性強化委員会」の設置に乗り出す。複数の韓国メディアが伝えた。
韓国メディア「NEWSIS」によると、MBCは2021年8月9日、東京五輪放送の議論をきっかけに企業全体の革新に着手することを発表した。
開会式を皮切りに「不適切放送」止まらず
MBCは外部関係者で構成される「公共性強化委員会」を設置し、各局傘下のコンテンツの多様性を検討する担当者を置き従業員の人権意識一体化のための集中教育を導入する案を出したという。
また、今回の東京五輪中継の反省を踏まえ、五輪などの大規模スポーツイベントに備えて実施してきた中継アナウンサー、解説者向けの事前教育をすべてのスタッフを対象に実施し、台本、映像、字幕など事前制作物の審議を強化していくとした。
MBCは東京五輪中継で「不適切放送」を繰り返し、その中継内容は世界的に批判を浴びた。
7月23日に行われた開会式(東京・国立競技場)の中継では、各国選手団入場の際に不適切な画像を使用し、不適切な表現で各国選手団を紹介した。