行ってよかった。本当に行ってよかった。どこにって、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」だ。
私、山形県には足を踏み入れたことがないのだが、もうなんだか山形に行ってきた感すらある。山形の蕎麦を食べただけで、そんな気になっているのだ。こういう物産展、行くべきだね。今後もチェックしていこう。
というわけで今回の蕎麦は、前回と同じ庄司製麺ブースに売られていた、唯一の7割そば『出羽(でわ)かおり』だ。パッケージには、特に「売り」みたいなことは書かれていない。「食べて感じろ」ということか。
それではさっそく……
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
6分〜7分ゆでて……
完成。
して、そのお味は──
これまた良き。完全に「外」。ウマい蕎麦屋の味してる。こりゃスーパーとかに売ってる蕎麦と比べたら、完全に「格」が違うわ……ってな感じなのだが、インパクト的には前回「山形板そば」の方がブッ飛んでいたかな。
ともあれ、食感、喉越し、そして味、すべてにおいて「上等」な蕎麦である。お土産やプレゼントにしても喜ばれそう。間違いのない一品だ。
前回のがジープとかランドクルーザーとか悪路を爆走するオフロード系なら、こちらはクラウンとかセルシオとか、アスファルトの道を揺れもなく走る高級車のイメージか。
「冷」はもちろん、きっと「温」でも美味くなる。何をしても美味くなる。ちなみに「おろしそば」で食べても絶品だった。
執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24