綺麗に見えるけど、かなりやばい大気汚染!
アメリカ国立気象局が発表したオレンジ色に染まっていくニューヨークのタイムラプス映像。これはカナダで起こった山林火災の煙がニューヨークまで立ち込めてきてしまったのが原因。7日に漂い始めた煙ですが、翌日でもまだ結構ひどいみたいです。ニューヨーク市に住む人に州からN95の防塵マスクが無料配布されています。粒子を95%以上カットできるN95マスクが必要なほどひどい状況。
Check out this almost unbelievable time-lapse of wildfire smoke consuming the World Trade Center and the New York City skyline.
Those vulnerable to poor air quality, including seniors and young children, should limit time outdoors if possible.
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— NWS New York NY (@NWSNewYorkNY) June 7, 2023
8日、ニューヨーク州環境保全省とアメリカ合衆国保健福祉省は、ニューヨーク州に大気汚染勧告を発令しています。ニューヨークの中心部、ロングアイランドなどニューヨーク州のほとんどで、健康を害するレベルの空気だとしています。
「ニューヨーク州のほとんどの地域で、カナダの山火事による大気汚染が起こっています。我々の最優先事項はニューヨークを安全に保つことです。影響を受けている地域の住民には、家の中にいてもらい、空気の状態が良くなるまではできるだけ煙に接触しないようにしていただきたい」と州知事はコメントしています。
健康被害の可能性も
アメリカ疾病予防管理センターによると、煙で汚染された大気を吸い込むことによって、咳や目の痛み、喉の痛み、鼻水、息切れ、胸の痛み、頭痛、心拍の上昇など健康に悪影響が起こるそう。特に高齢者、妊婦、子ども、気管支や心臓に疾患がある人などは、煙を吸うことで病状が悪化する危険性もあるため、気をつけて欲しいのとことです。
この煙、ニューヨークだけではなく、マサチューセッツ州、ニュージャージー州、コネチカット州にも広がっているとのこと。7日水曜日の時点で、ニューヨーク市は地球上で最も大気汚染されていると観測されたほど、最悪の状態です。ニューヨーク州は市民に対して、とにかく外へ出ない、窓を閉めて煙を吸わないなどの対策をするようにとコメントしています。