それは紛れもなくヤツさ。
クルマやバイクと違い、自転車にはミラーが標準装備されていませんよね。日本の道交法では車両扱いなので車道を走らねばならず、後ろから来る自動車が近くてヒヤっとすることも。たとえ自転車用のミラーを買っても、ハンドルの端っこに付ける小さいものばかりで視認性はイマイチだったりします。
そこで活躍するのがガジェットの力。電動アシスト自転車「COBRA(コブラ)」には、サドルの下に後方カメラがあり、ハンドルに装着したスマホに後ろの様子が映し出されるようになっています。
衝突予防にAIが活躍
開発はイタリアのトリノで電動の乗り物を作るTO.TEM社。カメラはサドルと一体化しており、ちょっとSFロボット風のカッコ良さも感じられます。しかも後方から急激に近付いて来る車両を検知すると、AIが衝突の危険性を察知してスマホに警告を促す機能も搭載。右左折や停止時にチラっと見ると安心ですね。
軽くて遠くまで走られる
スマホはナビも表示。カーボンファイバー製のフォークを使用し車体は15.5kgの軽さ。250Wの後輪ハブモーターで見た目はスッキリ。250Whの充電池は目立たないようフレーム内に隠され、75kmの距離を走ります。ベルトドライブでメンテ不要なのも地味にうれしい点です。
INDIEGOGOでのクラファンは7月7日から開始されるとのこと。出資額は3,999ユーロ(約56万円)ですが、市販されると約70万円になるので、欲しい方はお早めに。宇宙海賊になった気分で走りましょう。