なんとなくプレイしてもそこそこ囲碁のルールがわかるようになる「ぷよ碁」

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世の中には将棋やチェスなどさまざまなボードゲームがありますが、これらが駒を動かして「王(キング)を取った方の勝ち」であるのに対して、囲碁は石を置いて「多くの陣地を取った方が勝ち」というルールであるため、素人目では盤上で何が起きているのか理解するのが難しいもの。そんな囲碁の詳細なルールを理解していなくても、プレイするだけでなんとなくルールがわかるようになるのが「ぷよ碁」です。初心者が囲碁を楽しみながら理解するにはピッタリなゲームということで、さっそく囲碁初心者がプレイしてみました。

ぷよ碁 – 無料囲碁ブラウザゲーム
https://puyogo.app/

「ぷよ碁」の画面は以下の通り。上部に5×5の盤面が配置されており、その下に白石と黒石の数が表示されています。さらにその下には「パス」と「降参」というボタンが配置されており、文字通りパスと降参が可能。


初期状態だと白石の下に「対 AI」と表示されており、AIとの対戦が可能になっています。ここをクリックすれば「対 人間」との対局も可能です。


「ぷよ碁」のルールは簡単で、以下の4つのみ。

ルール1:黒石と白石を交互に置く(パスも可)
ルール2:上下左右を塞がれた石は消えてしまう
ルール3:同じ局面を繰り返すことは禁止
ルール4:2連続パスでゲーム終了。石の数が多いほうの勝ち


初手はユーザー側で、盤面をクリックするとぷよっとした黒石が置かれます。石の配置は完全に自由なのでどこをクリックしてもOK。


交互に石を置いていくと、盤面の碁石の表情が変化しました。


そこで、表情の変化した白石を囲うように黒石を置いてみると、白石が消滅。これで相対的に黒の陣地が増えたということになります。


こんな感じで黒石を守りながら白石を取っていけばOK。実際にプレイしている様子は以下のムービーでチェックできます。数分あればすぐにゲームは終了するので、石の置き方を間違えて負けてしまってもすぐに新しいチャレンジに挑戦することが可能。何度もチャレンジしながら「ここに石を置くと危機を回避できるのか……!」とプレイで囲碁の基礎を学んでいけばOKです。

プレイする中で囲碁のルールをざっくり学べる「ぷよ碁」をプレイしてみた – YouTube
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プレイしていると素人目では碁石が囲まれているかどうか判断が難しい状態で敗北することもあります。そんな時は、ぷよ碁の開発ブログで「5路盤で勝つコツ」を読んだり、開発者である千さんのTwitterアカウントをチェックしたりするのがよさそう。

千さんはTwitterアカウントでぷよ碁プレイヤーからの質問などをリツイートしているので、自身の疑問と合致するようなツイートに出会えるかもしれません。

これであってますでしょうか。
黒が白をすきまなく囲んだと言うには○のところにすきまがまだ空いてます。
この○それぞれに石を打つことができるでしょうか?
この碁盤は操作できるので動かしてみてください、打てる石と違う色の石を打ちたいときは一度パスをしてください。https://t.co/xctcKlZx8X

— あんどろいど???? (@android_ugenPAN)


5路盤に慣れてきたら7×7の盤面でプレイしてもOK。画面右上にある「5路盤」をクリックして、「7路盤」を選択。


盤面が7×7の7路盤になるだけで一気に広くなったかのように感じられ、「これは本当に勝てるのか……」と一気に弱気になってしまいます。実際にプレイしてみるとAIも5路盤では打ってこなかった手を打ってくるのですが、5路盤で学んだ基礎をベースにプレイすると意外と問題なく勝利することができました。


なお、ぷよ碁はGoogle傘下にあった人工知能(AI)企業のDeepMindが開発した、囲碁チャンピオンを打ち負かしたAI「AlphaGo」の進化形とも呼べる「AlphaZero」の考え方をベースに開発されています。ぷよ碁がどのように作られたのかについては、以下の記事にまとめられているので気になる人はチェックしてみてください。

ぷよ碁の作りかた(1)


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