こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
先般から多くの方々にご意見をいただき、維新府議団とともに具体的な改善策を出していた「大阪府男女共同参画社会の実現を目指す表現ガイドライン」の改訂版が発表されました。
参考過去記事:
アイキャッチャーそのものを否定?!男女共同参画センターによる「表現ガイドライン」をめぐる問題点について(2021年10月2日)
表現の自由ガイドラインについてこの間多くの方からご意見を頂きました。音喜多参議や松本区議とも協議し維新府議団政調から提案を続けて参りましたがこの度ガイドラインが改定されました。
関係各局のご尽力に感謝。皆様におかれても引き続きよろしくお願いします。https://t.co/zbyQFvqrWL pic.twitter.com/JOrTWOiZde— 横山ひでゆき(大阪維新の会・大阪府議会議員) (@yokoyama_hide) November 19, 2021
「萌え絵」などを不当に取り扱い問題となったページについて、一足飛びにすべてを削除というわけにはいきませんでしたが、行政サイドが一方的な正しさを示すものから、「説明責任」に重きを置く内容に大きく変更されました。
最前線で提言してもらった維新大阪府議団と、1ヶ月半という短い期間で改定までたどり着いた関係者のご尽力に心より感謝を申し上げます。
これでも100点満点ではないかと思いますが、表現の自由にも最大限の配慮がなされたものになったのではないかと思います。
>RT
こ、これは9月に炎上した「大阪府表現ガイドライン」の改訂版ですか!
p6、旧版に比べて「女性」という言葉が無くなってる。女性キャラを描くときの「人格を持った多様な姿で描くように」など全削除。対象も「府民、事業者に強制するものではありません」に変更。これは頑張って頂いた気が?! pic.twitter.com/BieRhFGV89— 赤松 健 (@KenAkamatsu) November 19, 2021
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権力者や行政サイドは「表現の一切口を出してくれるな!」というのが理想なのかもしれません。
しかしながら、民主主義社会では様々な立場・民意がある中で、現実的な防衛ライン・線引を模索していかなければなりません。
昨日の荻野さん(@ogi_fuji_npo )主催の自治体広報の炎上対策等に関する勉強会でも少し話題になった大阪府表現ガイドライン、改訂版が発表されました。特定の表現を否定するのではなく、対象、影響の事前検討に重きを置き説明責任重視へ。完璧ではないかもしれませんが、頂いた多くのご意見感謝です。 https://t.co/DjCukvdezq
— 松本ときひろ 弁護士 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) November 19, 2021
こうした中で、事前検討や説明責任に重きをおいたガイドラインは、現時点では一つの現実解ではないでしょうか。
内閣府の「公的広報の手引」がその有効性を失っておらず、全国的な波及や影響力を及ぼしかねない現状において、仮に各自治体がガイドラインを設定せざるを得ないというのであれば、この「大阪方式」が一つの基準となっていくことを期待し、提言していきたいと思います。
それでは、また明日。
音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 38歳
1983年東京都北区生まれ。海城中・高校→早稲田大学政治経済学部を卒業後、モエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、都議会議員に(二期)。地域政党「あたらしい党」前代表。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、政治や都政に関するテレビ出演、著書も多数。3児の父。日本維新の会から公認を受けた参院選にて初当選、参議院議員に。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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