そんなにニュース読む人っていないのかな?
Facebookは4月にアメリカとオーストラリアのユーザー向けにニュースタブを廃止する計画と発表しました。この決断の意味するところとは…。ニュースを読むためにFacebookを使ってほしくないってことですかね。
いろんな国でニュース機能を廃止
2024年4月初旬、Facebookのブックマークセクションにあるニュース専用のタブFacebook Newsをアメリカとオーストラリアで廃止します。これは、昨年イギリス、フランス、ドイツでFacebook Newsを廃止したことを受けたものです。
と発表されています。
Facebookによると、世界中のFacebookユーザーが閲覧するもののうち、ニュースはわずか3%のみで、ニュースを見ている人はほとんどいない状況のようです。
発表では「オーストラリアとアメリカでFacebook Newsを使用している人数は昨年80%以上減少しました。Facebookにニュースや政治的なコンテンツが求められていないと認識しています。みなさんがFacebookに来る理由は人とのつながり、新しい機会、情熱、興味を見つけるためだと我々は理解しています」と述べています。
ただ見にくい場所にあるからなんじゃ?
現在のニュースタブのポジションを見てみると、ブラウザのビューを縮小して、やっとスクロールなしでニュースタブが表示されるくらい下の方に埋まっています。
これってもしかすると、Facebookユーザーはニュースを読まないのではなくて、タブを見つけられないからクリックしないだけなのかもしれませんよね。
Facebookのニュースタブ廃止は、InstagramやThreadsなどが明確にニュースビジネスに参入したくないと示したことに続いているようです。InstagramのトップAdam Mosseri氏は昨年Threadsを導入して以来ずっと、Threadsはニュースのための場所ではないと述べています。
今はまだ絶賛機能中!
廃止の発表で、ニュース配信機関は今はまだFacebook上でコンテンツを共有できる状態であり、またユーザーが自分のフィードで好きなニュース記事を共有できるとも述べています。自社のファクトチェックについても以下のように述べています。
この廃止決定は、Facebook上で信頼できる情報とみなさんをつなげるという私たちの約束にはなんら影響はありません。
私たちは、国際的なファクトチェックネットワークなどの非政治的な認定機関を通じて認定された第三者ファクトチェッカーと協力しています。ファクトチェッカーはFacebookアプリでバズっている偽情報をしっかりとレビューし評価してくれています。
私たちは、世界中の90以上のファクトチェック組織と協力し、60以上の言語でコンテンツを見直しているため、どのプラットフォームよりも大規模なグローバルファクトチェックネットワークを構築しています。
ニュースタブの廃止決定が発表されてはいますが、現在もFacebookは事実確認に対する取り組みを続けていることを強調しています。