やってきましたカメラの祭典「CP+2024」! 最先端のカメラと撮影技術が集結する、年に一度のスペクタクルです。
こちらは90社が軒を連ねる中でも、ひときわ存在感が大きかった富士フイルムのブース。
ここで、なんと発表されたばかりのコンパクトデジタルカメラ「X100VI」をいち早く体験できましたので、さっそくレポートしていきます。
手ブレ補正がついてもスリムなまま
富士フイルムのX100シリーズとしては初めて6.0段の手ブレ補正を搭載しているX100VI。
にも関わらず、ボディサイズはコンパクトなままです。重量はバッテリー・メモリーカードも含めておよそ521グラム。フジノンの単焦点レンズも薄い、軽い。
手持ちの愛機「X-E4」と比べてみると、サイズはほぼ同じながらも細長く、シュッとしたフォルムです。
クラシカルな外観は一緒。X100VIのほうがダイアルが多くて、よりフィルムカメラっぽいかな。
進化したダイアル
一番大きなダイアルは二段仕様になっています。そのまま回せばシャッタースピード、ダイアルを上へ引っ張ってから回せばISO感度の設定を調整できます。
いちいちメニューからISO感度を設定する手間が省ける上に、操作する楽しみがありました。
手にしっくりと馴染むグリップ
グリップを握ると安定感があります。三脚を使わずカジュアルに、能動的にスナップ撮影を楽しみたい人に最適なカメラだと感じました。
新たな色表現が仲間入り
富士フイルムXシリーズのカメラの魅力のひとつ「フィルムシミュレーション」。フィルム会社としての長きにわたる色の研究の中から、特に人気の高い色再現をワンタッチで選べるようになっています。
今回X100VIには新たに「REALA ACE(リアラエース)」が搭載されました。どんな色合いに映るのかというと…
こんなかんじ。黄色と紫色がより鮮やかに表現され、メリハリのある画像に仕上がるそうです。屋外での撮影で本領発揮しそう!
カラーはブラックとシルバー、さらに…
ずらりと並んだX100VI。上段がシルバー、
下段がブラックです。
そしてこちらがLimited Edition版。ため息が出るほど美しい佇まいです。
きっとカメラが趣味になる
軽くて、手に馴染むコンパクトサイズで、メカニカルな操作感を誇るX100VIは、ぜひ実際お手に取って体験してほしいほどワクワクするカメラでした。こんなカメラがあったなら、どこへでも持ち歩きたくなってしまうかも。
14種類から選べるフィルムシミュレーションで遊んでみるもよし、チルト式液晶モニターで親しい仲間と自撮りしまくるのもよし。スマートフォンで撮る写真とはちょっと違う質感を楽しみたいなら、X100VIはイチオシです。