愛車をプチカスタム。このキットで車名のエンブレムが秒で外れます

車のデザインは気に入ってるけど、車名やグレードのエンブレムがイマイチだな、と感じていました。書体がヘンだったり、メッキがキラキラして悪目立ちしたり。でも「エンブレムは外せないから仕方ない」と思い込んでいる方は多いかも。

エンブレムを取り外せるキット

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意外かもしれませんが、車のエンブレムはDIYで簡単に外せるのです。しっかりと固定されてそうなエンブレムですが、実はほとんどの場合、両面テープでボディに張り付いているだけなのです(一部、ビス止めをしている車種もあります)。

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キットの内容はエンブレムはがし液(20ml)、ヘラ、糸(2m)、グリップ、取扱説明書。

街を走る車を見ていると「エンブレムレス」の車は結構います。ネットで調べるとほとんどの人がDIYで外しているようですが、なかでも多かったのが、自動車補修ブランドHoltsの「エンブレム取外しキット」を使ってDIY。

Holtsは100年以上の歴史を持つイギリス発祥の自動車補修用アイテムのブランド。Holtsのアイテムだけに、ボディに傷ついたり、跡が残ったりといった心配もなさそう…。ということで、早速自分の車で試してみました。

拍子抜けするくらいあっさり取れる!

エンブレム取外しキットは、グリップ付きのアラミド繊維の糸と補充用糸、エンブレムを外した後のはがし剤がセットになっています。ボディにキズがつきにくく、テープ跡をはがしやすい、高強度、高弾性のアラミド糸を使っているのが特徴です。

値段はカーショップで1000円程度。ボディとエンブレムのすき間に糸を入れ、グリップを握って左右に動かして、糸ノコギリの要領で両面テープをはがしてエンブレムを外す、といった工程です。

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まずは作業中にボディが傷つかないように、養生テープ(別途用意)でエンブレムの周囲をマスキングします。

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次に、アラミド糸にはがし液をしみこませます。

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そして、両手の指でグリップを持ち、糸をピンと張りながら、ボディとエンブレムのすき間に糸を入れていきます

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最初はなかなか糸が入りにくいですが、エンブレムの角でなるべくすき間の空いているところを狙って入れるのがポイントです。

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すき間に糸が入ってしまえば後は簡単。デンタルフロスを使うように、両手を小刻みに動かしながら、両面テープをこそぎ取っていきます。時間としてはひとつのエンブレムを外す時間は10秒程度。拍子抜けするほどあっさりと取れてしまいます。

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取れたはずみで、外れたエンブレムがボディに当たらないように、外れそうなタイミングでキャッチするように一方の手でカバーしたり、ほかの人にサポートしてもらったりするのがいいでしょう。

保険の意味でもキットを使ったほうがよさそう

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上の画像がBefore。下の画像がAfter。エンブレムがきれいに取れていることがわかります。

エンブレムを外した後は、ボディに残った、両面テープ跡にはがし剤を塗布しながら、付属のヘラでこそぎとります。今回はほとんどテープ跡が残らなかったので、ヘラでこそぎとることなく、はがし剤をウェスで拭きとるだけで、キレイにテープ跡は消えました

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今回はほとんどテープ跡が残らなかったので、ヘラでこそぎとることなく、はがし剤をウェスで拭きとるだけで、キレイにテープ跡は消えました

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Webを見ると、こういったキットを使わずに、釣り糸やタコ糸だけでエンブレムを外しているDIYも見かけますが、車種や両面テープの状態によっては、テープ跡がしつこく残ってしまうケースもあるよう。保険の意味もこめて、はがし剤とヘラが付属になった「エンブレム取り外しキット」を使う方が安心です。

Photo: Yohei Arai

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