車やバスの長距離移動が快適に。“三角クッション”がお尻と腰を救ってくれた

車のフロントシートは、背もたれの角度も含め、細かくポジションを調整できますが、セカンド(リア)シートやサードシートは調整できないことが多く、座面も薄いですよね。

セカンドシートやサードシートに座る機会が多い人は、ロングドライブのときに腰やお尻が痛くなることも多いはず。とくに腰痛持ちだとつらいもの…。

“車専用”じゃないのがポイント

パッケージ

車専用のサポートクッションも数多くありますが、この「パキュっとクッション」(3,960円)は、車以外にも使える多機能ぶりがポイントです。コンパクトながらお尻や腰をしっかりとサポートしてくれます。

企画・製造する丸菱工業は、60年にわたり車の純正シートを手掛ける老舗メーカー。長年のシート製造技術を活かして、座る際の姿勢を正しく保つ、椅子・座布団も数多く展開しています。

このクッションは、半硬質ウレタン素材で高反発、高弾性。お尻にかかる体重を分散させ、長時間でもお尻が痛くなりません。小さいながらもしっかり体圧分散ができる優れものなのです。

10度の角度がついた三角クッションで種類のサポート

三角

L15×W15×H4cmの2つのクッションを、横長の固定バンドに面ファスナーでセットして使います。

クッションは上から見ると正方形ですが、横から見ると、約10°の傾斜がついた三角形。固定バンドにセットする向きを変えることで、サポートするポイントを変えて使用できる仕組みです

サポートのスタイルは4種類

坐骨-1

クッションの三角形の高い部分を両サイドにもってきてお尻の下に敷けば、「坐骨サポート」として座りが安定。

仙骨-1

クッションの向きを揃えて、三角形の高い部分が背中側にくるようセットすると「仙骨サポート」となります。斜面の上に座ることで、自然と骨盤が立ち、背筋が伸びるオススメのスタイルです。

実際に車のリアシートでしばらく使ってみたところ、腰痛持ちの同乗者いわく、

いままでは長時間乗ると腰が痛くなってきたけど、「仙骨サポート」のスタイルで腰がすごく楽だった。自然に背筋が伸びることで、腰の負担が減ったよう。

お尻の下において、若干座面が高くなって視界がよくなるのもいい。

とのこと。

アンカー-1

三角形の高い部分を前に揃えて、座面の最前部にセットすれば「アンカーサポート」に。背もたれに寄りかかったときに、お尻がずれることなく長時間深く座ることができて、疲労軽減につながります

ランバー-1

クッションを縦にすれば「ランバーサポート」として使えます。三角形の高い部分を上にして、背もたれと身体の間のすき間を埋めることで、カーブで身体が左右にゆすぶられる車内でも、しっかりと身体を固定できます。

常にバッグに入れておけば気持ちもラクに

折り畳み

クッションを交互に重ねて畳めば、半分に折りたため、コンパクトに収納できます。バッグに入れて携帯できるので、車での使用だけでなく、新幹線、飛行機、長距離バスといった長時間乗る機会の多い乗り物でも役立ちそうです。

折り畳み2

乗り物だけでなく、映画や観劇、スポーツ観戦といった長時間シートに座る必要があるシーンで重宝しそう。

腰痛持ちの方は、常にバッグに「マイクッション」として忍ばせておけば、気持ちもラクになりますね。

Photo, Text: Yohei Arai

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