井上尚弥との戦い「100%問題ない」WBA&IBF王者陣営が明言 「途方もない戦いになる」米国報道

J-CASTニュース

   プロボクシングのWBA・IBF世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、28)陣営が、元世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、29)との対戦を歓迎した。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(WEB版)が2023年2月8日に報じた。

   同メディアによると、アフマダリエフをプロモートするエディ・ハーン氏が井上との対戦について「100%問題ない」と明言した。

  • 井上尚弥選手(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

    井上尚弥選手(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

  • 井上尚弥選手(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

「アフマダリエフ対井上戦は途方もない戦いに」

   4つの世界バンタム級王座を返上した井上の次戦はWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国、28)の可能性が高く、スポーツ専門局「ESPN」(WEB版)は、両陣営が対戦に合意し5月に日本開催を目指していると報じている。

   ハーン氏は「もし井上とフルトンの試合が行われなかったとしたら今すぐにアフマダリエフと井上を戦わせただろう。しかし井上、フルトン戦が行われるとしたらそれは素晴らしい試合になるだろう」と語った。

   アフマダリエフはフルトンの対抗団体王者で、スーパーバンタム級は両者が2団体のベルトを保持している。井上対フルトン戦が実現し、井上が勝利すればWBC・WBOの2団体王者となり4団体王座統一の夢に大きく前進する。

   アフマダリエフの次戦は4月8日に米テキサス州で予定しており、元WBO世界バンタム級王者でIBF世界スーパーバンタム級1位マーロン・タパレス(フィリピン、30)と指名試合を行う。アフマダリエフの戦績は11勝(8KO)無敗。

   記事の中でハーン氏は、井上とアフマダリエフはそれぞれ異なる放送局が試合を中継していることに言及し、「アフマダリエフが井上と戦うことに全く問題はない。アフマダリエフ対井上戦は途方もない戦いになるだろう」と語った。

   さらに「井上は素晴らしい選手だと思う」と評価し、「(世界4階級制覇の)カネロ・アルバレス(メキシコ)のように負けるまで体重を増やし続ける。それはスーパーバンタム級かもしれないし、フェザー級かもしれない。フルトンは非常に優れた選手だ」と続けた。

   バンタム級で世界4団体王座統一を果たしスーパーバンタム級に参戦したモンスター。周囲がにわかに騒がしくなってきた。

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