【衝撃】真っ黒なカニカマ『サラダスティック 香る黒トリュフ風味』のベストな食べ方を見つけたかもしれない!

ロケットニュース24

庶民のための代替蟹、カニカマ。サラダに炒め物に、そしてダイエット中のたんぱく質補給に大活躍してくれる頼れる食べ物だ。

ある日筆者がスーパーで買い物をしていたところ、カニカマのパッケージに入っているにもかかわらずカニカマに見えない “真っ黒ななにか” が陳列されていた。

どう見ても食べ物の色をしていないが、勇気を出して試してみたところ……ガツンと鼻を殴られたような衝撃を受けることになった!

・正体は『サラダスティック 香る黒トリュフ風味』

思わず「なんじゃこりゃああああ!?」と手に取ったところ、正体はサラダスティックであった。サラダスティックといえば、かまぼこ大手メーカー『一正(いちまさ)』が製造するカニカマである。めちゃくちゃ美味しいよな、サラダスティック。


パッケージには「香る黒トリュフ風味」と記載がある。

なるほど、トリュフ風味か~!


…………。


……ってなるワケがないだろ!!!! 


まったく美味しそうに見えないじゃないか。それどころか「脱臭用の炭です」って書かれていた方がまだ納得できる色だぞ。一体どんな開発会議が行われたらコレが発売まで漕ぎつけてしまうってんだろうか……。

ブツクサと文句を言いつつもカゴに入れてしまったのだから、筆者も一正の戦略にはまってしまったのだろう。しかも通常のサラダスティックが100円ほどだったのに対し、黒トリュフ風味は128円。30円近くも高価だというのに、である。(価格は店舗によって異なります)


・トリュフと魚のダブルパンチ

開封して皿に並べてみても、まったく食べ物には見えない。なんだろうコレ。独特のテカり具合からプラスチックにすら見えてきた。


開封直後から、匂いはかなり強い。このフローラルな生マッシュルームみたいな匂いは、たぶんトリュフだ。残念ながら、筆者は高級食材であるトリュフそのものを食べたことがない。しかしトリュフの香りの食べ物……例えば金のほりにしを食べた時も同じような匂いがしたことはよく覚えている。


・ひと口食べて衝撃

さて、実際に食べて確かめてみると……

トリュフの香りと魚の味、ケンカしてるやんけ~~~!!!!


口に入れた瞬間はトリュフの香りがホワッと漂い美味しい気がしたのだが、噛むほどに魚が主張してくる。本来の赤いカニカマであれば、魚の味は旨みとして感じていたはずなのに。どうしてか生臭く感じてしまう自分がいた。

だんだん混乱してきて「原材料にニンニク入ってる?」と確認したのだが、

ニンニクは一切入っていない。


おかしいなぁ。ニンニクぐらいのパンチを感じたんだけど……。

もちろんこの味を「美味しい」と感じる人もいるだろう。しかし、筆者の感想としてはただただ “混沌” だ。口に入れてから飲み込むまで、終始頭をひねりながら唸っていたのであった。


・一番美味しく食べる方法は…コレ!

サラダスティック黒トリュフ風味、美味しく食べる方法はないだろうか。そう思ってまずトライしたのは、サラダ。筆者、カニカマが入ったサラダが大好物である。


しかし……

可もなく不可もなく。

やはりトリュフ&魚のクセが目立つというか、トリュフと魚とレタスの相性があまり良くないというか。あまりオススメはできないように感じた。


続いて作ってみたのは、野菜炒め。カニカマって、キャベツとモヤシと一緒に炒めて鶏がらスープの素をかけると、すごく美味しいんだよな。

……しかし残念ながら、炒めたことによってトリュフの香りが飛んでしまった。美味しいは美味しいけど、黒トリュフ風味ならではの味ではない。


最後に試したのがオムレツ。


味付けはナシ、細かく切ったサラダスティックを混ぜて焼いただけなのだが、

これが大成功!!!!


先ほどまでは激しく主張し合っていたトリュフと魚は、卵を仲介して仲直りしたようだ。どちらの香りもちゃんと存在しているのに、かなりマイルドに、優しく美味しくなっている。塩味は控えめだが、サラダスティックの出汁で十分。

最初にかじった時はクセが強くてどうなることかと思ったが、なんてことはない。卵で包んであげれば良かっただけなんだな。もしかしたらベストな食べ方を見つけてしまったかもしれないぞ!


なお今回の記事を書くにあたって調べて知ったのだが、一正はこれまでにもソーダ味、枝豆味、みかん味など一風変わったサラダスティックを作ってきた前科……いや、経歴があるらしい。

ということは、これからもヤバい商品が出てくる可能性があるってことだ。大穴の味を引き当てる日だって来るかもしれない。

今後のサラダスティックから目が離せそうにない。めちゃくちゃ期待しているぞ……!

参考リンク:一正公式サイト
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

Source

タイトルとURLをコピーしました