無料で最大10GBの大容量ファイルを暗号化して安全に送信できるウェブサービス「Wormhole」を使ってみたよレビュー

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メールやメッセージアプリを使えば他人へのファイル送信を気軽に実行できますが、メールやメッセージアプリでは数MBまでのファイルしか送信できず、大容量ファイルを他人に送信する場合はクラウドストレージやファイル転送サービスなどを利用する必要があります。無料で使えるファイル転送サービス「Wormhole」では、登録不要で最大10GBまでの大容量ファイルをサクッと送信可能であることに加え、エンドツーエンドの暗号化によって送信者と受信者以外にはファイルの中身を閲覧不可能にできるとのこと。めちゃくちゃ便利そうなので、実際にWormholeを使ってみました。

Wormhole – 簡単でプライベートなファイル共有
https://wormhole.app/

Wormholeにアクセスすると、以下のような画面が表示されます。


使い方は非常にシンプル。まず、送信したいファイルを画面内にドラッグ&ドロップします。


数秒待つと共有用リンクが生成されるので、「リンクをコピー」をクリックしてリンクを取得し、メールやメッセージアプリで送信先にリンクを伝えます。この時、5GBより小さいファイルを送信する場合は画面を閉じてもOKですが、5GB以上のファイルを送信する場合は相手がファイルのダウンロードを完了するまで画面を開きっぱなしにしておく必要があります。


ファイルを受け取る側の操作はこんな感じ。まず、メールやメッセージアプリに届いた共有用リンクをクリックします。


リンクをクリックするとファイルダウンロード画面にアクセスできるので、「ファイルをダウンロード」をクリックします。


後は、ファイルのダウンロードが完了するまで待てばOKです。


送信側の画面はこんな感じ。何人のユーザーがファイルをダウンロードしているのかがリアルタイムで表示されます。


5GBより小さいファイルを送信した場合は、画面下部に「暗号化済」「アップロード済み」と表示されれば画面を閉じてOKです。


Wormholeでは、5GB以上のファイルはP2P通信でのファイル転送が実行され、5GBより小さいファイルはWormholeのサーバーにアップロードされます。5GBより小さいファイルは標準では24時間で消去される設定になっていますが、ファイルのアップロード後に削除時間を「60分後」「2時間後」「6時間後」「12時間後」に変更することもできます。


また、初期状態では100回ダウンロード後にファイルが削除される設定になっていますが、ダウンロード許可回数を「1回」「5回」「10回」「20回」「50回」に変更することも可能です。


Wormholeのロードマップを確認すると、iOSアプリやAndroidアプリを開発予定である旨が記されています。また、Wormholeの暗号化部分のソースコードは、以下のリンク先で公開されています。

GitHub – SocketDev/wormhole-crypto: Streaming encryption for Wormhole.app, based on Encrypted Content-Encoding for HTTP (RFC 8188)
https://github.com/SocketDev/wormhole-crypto

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