DIGIDAYリサーチ:2023年に向け、2022年の売上高に自信が持てない パブリッシャー

DIGIDAY

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DIGIDAYリサーチが12月にパブリッシャー関係者63人を対象に実施した調査によると、パブリッシャーの今年の業績がどのようなもので、2023年に向けた自信にそれがどう影響しているかが、明らかになった。パブリッシャー関係者のうち58%は、2022年には2021年と比べて売上高が増加していると回答している。

米国においてクリスマスから年始へとつながる時期は、1年でいちばん素晴らしい時だ。だが、この後には、パブリッシャーがこの1年間の業績に向き合い、それが来たる1年にどういう意味を持つのか話さないといけない厳しい時が待ち受けている。

米DIGIDAYが12月にパブリッシャー関係者63人を対象に実施した調査によると、パブリッシャーの今年の業績がどのようなもので、2023年に向けた自信に、それがどう影響しているかが明らかになった。

DIGIDAYの調査の結果、パブリッシャー関係者のうち58%は、2022年には2021年と比べて売上高が増加していると回答した。これが悪材料と思えないのは確かだ。だが、DIGIDAYの2021年冬の調査では、2022年の売上高は2021年と比べて増加すると思うと回答したパブリッシャーの割合は、それより大幅に高い86%であり、比較すると、58%というのは大多数というには控えめな数字のように見える。


全体的には、2023年に向けてパブリッシャーのあいだで自信が低下していることが分かった。2021年冬には、パブリッシャー関係者のうち86%が2022年の売上高増加を予想していると回答したが、2022年冬にはこの割合が51%に低下している。

2023年の売上高の増加が小幅(1~10%)にとどまると考えるパブリッシャー関係者は、それほど大きな打撃を受けなかった。この分類に当てはまった回答者の割合は、2021年は36%で、2022年には32%だ。それより大幅な増加について見ると、調査結果は一変する。売上高が11~25%増加すると思うと回答したパブリッシャーの割合は、2021年には28%だったが、2022年は17%にとどまる。また、パブリッシャーは2023年に売上高が大幅に増加することはあり得ないと考えている。売上高が25%超増加すると思うと回答したパブリッシャー関係者は、2021年には22%だったが、2022年には、そうした増加の見通しについて楽観的だったのは2%のパブリッシャー関係者に限られる。

そのほか、売上高が前年と同程度になると考えているパブリッシャーもいた。売上高が前年とほぼ同じになると思うと回答したパブリッシャー関係者は、2021年には9%だけだったが、2022年にはこの割合が30%に増加した。

だが、業界全体で自信が低下していたものの、実際には、多くのパブリッシャーは売上高が2022年に増加した。DIGIDAYの調査では、最も多く(30%)の回答者が、過去1年間に売上高が1~10%増加していると回答し、売上高の増加幅が11~25%という回答は12%、25%超という回答は16%だった。一方、回答者のうち12%が、売上高が今年1~10%減少したと回答し、13%は11~25%減と述べ、売上高の25%超減少を報告したのは、3%に限られる。したがって、全体として見れば、2022年に売上高が減少したと回答したパブリッシャーは少数にとどまる。

[原文:Digiday+ Research: Publishers lack confidence in 2022 revenues heading into 2023

Julia Tabisz(翻訳:矢倉美登里/ガリレオ、編集:島田涼平)


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