触れただけで入力される。限界に挑戦したゲーミングキーボードが変態すぎる

GIZMODO

0.01秒の勝負……なんて聞きますが、どうやって差をつければいいのでしょう?

いや、1秒以下なんて誤差の範囲内なんだからスルーでいいのでは……。

しかし、ゲームの戦果で賞金を獲得するeスポーツの世界では、その差が明暗を分けるから無視なんてできません。ガチで挑まないと。

そこで開発されたのが、SteelSeriesのゲーミング・キーボード「Alex Pro Mini」と「Apex Pro Mini Wireless」。プロゲーマー御用達のゲーミングギア・ブランドによる最新キーボードで、変態レベルの研ぎ澄まされたギミックがてんこ盛りなんですよ。

世界最速

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Photo:steelseries

「Apex Pro Mini」は世界最速のスイッチを備えたキーボード

説明によると、ストローク(キーを押し込む深さ)0.2mm〜3.8mmの間において0.1mm単位でアクチュエーションポイントが調節できて、標準的なメカニカルスイッチと比較して最大で11倍速いレスポンスタイム(0.54ms)最大10倍速い作動速度を実現しているそうです。

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Photo:中川真知子
キーボードの仕組みを見るために角のキャップをひとつ外しています

0.2mmに設定すると、キーに指が触れただけで文字が入力されるレベル。表現するなら「フェザータッチ」。まさかキーボードの表現に使う日がくるなんて……。

1つのキーでふたつのアクションを実行

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Photo:中川真知子

同じキーの異なるアクチュエーションポイントで個別のアクションをプログラムすることが可能です。だから、浅く押したら「歩く」深く押したら「走る」といったアクションができるということ。

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Photo:中川真知子

プロゲーマーじゃなくても「浅く打ったら小文字/深く打ったら大文字」みたいに使えるかもしれません。かなりの訓練が必要かもしれませんけど。

音と感触もいい

キーボードなので、音と感触も大事ですよね。

まず、筆者が触ってみた乾燥は、軽いタッチのHHKBみたい、でした。

書くよりも実際に聞いてもらった方がわかりやすいですね。

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いかがでしょうか。

結構いい音がしますよね。打鍵感もよいです。個人的には好き。というか欲しいとすら思いました。

ガチプロゲーマー向けに開発されたものですが、ゲームをしない人にも魅力的なんですよ。

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Photo:steelseries

というのも、まず軽い。「Apex Pro Mini Wireless」は543gで、「Alex Pro Mini」は610gです。愛用のHHKB Professional HYBRID Type-Sが540g(電池含まずに)なので、大体同じくらい。持ち運びたくなります。

フルサイズキーボードの60%のサイズだけど、セカンダリファンクションでフルサイズのキーボードの機能が使えるのもいいですよね。

そもそもギミック好きだからか、2-in1アクションキーを使いこなしたくなります。これでネコちゃんゲームの『STRAY』をプレイしたいなぁ。

「Alex Pro Mini」(有線)の発売日は8月5日で参考価格は3万2,420円(税込)。

「Apex Pro Mini Wireless」の発売日は9月2日で参考価格は4万3,090円(税込)。

価格だけ見ればどちらも安くありませんが、ゲーマーとして0.01秒を競うなら価値はありそうです。

Source: steelseries

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