全国に三本しかない、「100m道路」と呼ばれる道路。
それが名古屋に二本ある。「久屋大通」と「若宮大通」だ。
道幅が約100mなのだそうだが、本当だろうか。
100m道路の道幅を測ってみることにした。
広すぎて先が見えない道路
ひとつめは名古屋の中心街、栄を通る「久屋大通」。
久屋大通は、車道と中央分離帯で構成された道路である。
この広い車道を歩くのは気分が良さそうだが、命が惜しいので手前の歩道で測る。
中央分離帯だけで70m
信号の変化と、人通りを気にしながらなるべくまっすぐ進む。
その結果は!
だいたい100mであることを確認!
改めて測ってみたところ、中央分離帯の幅が約70m、両側の横断歩道部分は約15mずつであることが判明。
車道の狭さと中央分離帯の広さとで二重にびっくりする。
もうひとつの100m道路 若宮大通
ふたつめも測ろう。T字形に久屋大通と隣接した道路、若宮大通だ。
久屋大通がだいたい100mだったのだから、若宮大通も100mだろう。そう信じて挑む。
こちらもあっという間に渡り切った。
さて、若宮大通りの横幅は……?
誤差にしてはやや厳しい数値だ。測り直しても大きな変化は見られなかった。
93mでも、道路にしてみればかなり長いほう。91m、92mよりも100mに近い。
でも、四捨五入したら「90m道路」じゃないか……。
リベンジ 若宮大通
若宮大通のポテンシャルを信じたくて、当初は予定していなかった吹上へとやってきた。
吹上は、さっきの若宮大通久屋交差点から東へ2.5kmほど移動した先にある。
GoogleMapで若宮大通りの両端を目視し、広く見えたほうのエリアである。
実際に差があるのかどうかはわからない。気持ちの問題である。
微妙な結果だ。
先ほどと比べて1mも伸びたと喜ぶべきか、1mしか違わなかったと落ち込むべきか悩む。
それでも二本の道路の距離は確認できた。これからは晴れやかな気持ちで100m道路を渡ろう。
だいたい100mの道路
なお、「100m道路」残りの1本は広島にある。
広島に住んでいる人からの測定報告をお待ちしております。