動いてあるアレが違うの。
Google I/Oにてチラ見せされた「Pixel Tablet」。来年(2023年)発売予定なので、かなり早い次期でのチラ見せですが、それはこのタブレット端末に対するGoogleの期待の表れと見ていいのかな。Pixelもとうとうタブレットかぁ…いや、違う違う! 泣かず飛ばずの短命で気がつけば消えてたけど、あったんです。Pixel Slateという2-in-1タイプのタブレットが!
Pixel SlateはChromeOSでした
2018年に発売され、レビュー的には悪くなかったものの日の目を見なかったPixel Slate。理由はたぶん、OSにあったのではないでしょうか。Pixel Slateに搭載されたOSはChrome OSでした。Chrome OS自体が悪かったとは思いませんが、iPadが席巻する市場が悪かったのか、時代がマッチしなかったのか。Androidアプリが大きめ画面でうまく作用しなかったというのが大きかった気もします。
時を経て、今年、GoogleはAndroid 12Lを発表。折りたたみスマホの存在があって出てきた大きめ画面のAndroid端末向けのOSです。
2コラムのレイアウトやUIパーツの微調整、大きめ画面向けパターンを(周辺黒塗り以外に)デベロッパがいじれるようになるなど、アップデートも進んでいます。そう、まさに今こそGoogle印のタブレットをやり直す時なのです。
モバイル重視のタブレット端末は、やっぱりノートよりもスマートフォンに近い存在。OSはChrome OSじゃなくて、Androidが正解だったのでしょう。たぶん。正解だったと結論づけるには、Pixel Slateの失敗だけでなく、Pixel Tabletの成功を見てからですね。
2023年が楽しみ
Android 12Lもまだまだリリースされたばかりなので、SamsungやLenovoが先行しつつ、来年に満を持してのGoogle印タブレット。OEMのNexusシリーズとは違って、Pixel Tabletは真のGoogle印Androidタブレットです。搭載されるチップはもちろんGoogleのTensor。それ以外はまだまだ謎。チラ見せ映像からは、シングルリアカメラなことと、ベゼル太め、端末ぶ厚めということくらいしか読み取れません。
ちなみに、プレス枠でPixel TabletでMaterial Youウィジェットを動かすレンダリングを見たという米GizmodoのFlorence Ion記者いわく「これはそそられる!」とのことで、期待大。
ただ、Google関係者がレンダリングについて「Pixel Tablet」ではなく「Pixel tablet」という、タブレットのTを小文字表記していたことがひっかかっているそうです。タイポなのか、もしかしてPixel Tabletというネーミングはまだ最終決定じゃないのか…。リリースが2023年なので、もうちょっと煮詰める時間はありますからね。