日本の銀行取引が面倒くさい理由 – 内藤忍

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日本の大手銀行に海外不動産の家賃収入を送金してもらうための外貨預金口座があります。今月、カンボジアの不動産の購入資金の支払いがあり、その口座から出金しようとしたところ、恐ろしいことに気が付きました。

送金手数料やリフティングチャージといったコストが異常に高いだけではなく、手続きは店舗まで出向き、事前予約が必要と言うことでした。

そこで海外送金をしないで、国内の他の銀行にある私の別の口座に全額を国内外貨送金することにしました。

国内であっても、外貨の場合は店頭手続きが必要ということで、予約をして法人営業部に行きました。事前に教えてもらった必要書類を提出すると、送金先の銀行の通帳等のエビデンスを追加で提出するよう求められました。

海外への外貨送金の場合、マネーロンダリングの観点から送金目的を示す必要がある事は理解できます。

しかし、今回は国内の銀行から国内の銀行への外貨の振り込みです。国内での日本円の振り込みで、相手方の口座の通帳を要求されたり、送金目的を聞かれる事はありません。外貨になるとなぜ国内の振り込みでマネーロンダリングの疑いがあるのでしょうか。

しかも、振り込み先は私自身の国内にある別の銀行の口座です。どう考えたらマネーロンダリングのリスクになるのでしょうか?

その旨をスタッフに伝えると、「行内のルールですから」の一点張りでしたが、最終的に今回は特別ということで、書類なしで手続きを進めてくれました。

このようなやり取りが起こる度にいつも思うのは、銀行ではこの手のトラブルは「ゴネ得」になることです。出来ないの一点張りだったのに、最後は対応してもらえる。であれば、最初からスムースに対応すれば、お互い気持ち良く取引できるのに、不思議です。

日本の役所や金融機関で手続きをするとストレスを感じるのは、意味のないルールが過去の遺物のように残っていることです。そして、せっかく対面で手続きしているのに、スタッフが機械のような杓子定規の対応でガッカリしてしまうからです。これは、監督官庁の顔色を見て仕事をしなければならないから、仕方ないのかもしれません。

日本の銀行で外貨取引をするのは、高コストで、手間がかかり、資金移動に制約がかかるリスクがある。そのことを再確認する機会となった、今回の外貨振り込み手続きでした。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

※このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年2月23日の記事から転載したものです。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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