佐賀のばあちゃんが、ちくわにポテサラを詰めたやつを揚げていて、それがいつもメチャメチャ美味しかった。どうやら熊本のソウルフードらしく「ちくわサラダ」と呼ぶらしい。ずっと「ばあちゃんオリジナルの料理」だと思っていた。なるほど、ちくわサラダっていうのか。
なんで急に「ちくわサラダ」の話を始めたのかというと、ひさしぶりに食べたくなったからだ。ばあちゃんはポテトサラダも手作りしていたけど、とりあえずスーパーの惣菜コーナーで買ったポテサラで再現してみたら……激ウマだった。皆さんにも紹介したい。
・ちくわサラダの作り方
ちくわサラダについて調べたところ、熊本発祥のお弁当・惣菜チェーン「おべんとうのヒライ」の名物メニューであることがわかった。ヒライには元祖ちくわサラダが売っているらしい。佐賀のばあちゃんも昔から作っていたので、九州地方では一般的なのかも。
さて、作り方といっても、本当にちくわにポテサラを詰めて揚げるだけだ。惣菜コーナーでポテサラを買えば、めっちゃ簡単に作れるのでおすすめ。用意をするのは……
・ちくわ(食べたい本数)
・ポテサラ(ちくわに詰め込むことを想定した量)
・小麦粉:100グラム
・水:150ml
【作り方】
その1:太めのちくわを用意して、縦方向に切り込みを入れる。
その2:ちくわを開いて……
ポテトサラダを詰める。輪は閉じなくていいので、こんもりと詰めるのがポイント。
その3:小麦粉と水を混ぜて、天ぷら衣をつくってから……
ちくわに小麦粉をまぶしつけて……
天ぷら衣を全体にからめる。
その4:いよいよ揚げ油へGO! だいたい180度が目安らしい。油に菜箸を入れてサッと泡が立つくらいの温度。
キツネ色に色づいたら取り出そう。
食べやすい大きさに切って盛り付けたら……
できあがり。
スーパーで数百円のちくわとポテサラを買ってくれば、いつでも簡単に佐賀のばあちゃんの、そして熊本のソウルフード「ちくわサラダ」ができる。そのまま食べても激ウマだが、おつまみにするならマヨネーズと七味で。醤油やタルタルで食べても美味しいらしい。
そんで、やはり揚げたてが最高。プリプリのちくわと濃厚ホクホクのポテサラが合わさると、素朴で懐かしい九州の風景がよみがえる。はじめて食べても、きっと「昔ながらの味わい」を楽しめるはず。食べ応えがあるから、弁当のおかずにも入れても喜ばれるだろう。
というわけで、九州以外ではあまり知られていない「ちくわサラダ」は簡単なのにめっちゃ美味しいので覚えておいてくれよな。ポイントは、ポテサラをモリモリに詰め込むことだぞ。
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.