【気を付けろ】パンツを履いたままオシッコをしてしまった話

ロケットニュース24

人間とはとても賢い生き物である。同時に私、P.K.サンジュンはイギリス紳士ばりの “ジェントルマン” だと自負している。つい先日、私の身に起きた悲劇は「人間の賢さ」と「私の高い紳士レベル」が原因なのかもしれない。

なぜ私はパンツを履いたままオシッコをするハメになってしまったのか? もう1度言おう、原因は「人間の賢さ」と「私の高い紳士レベル」であると──。

・レッグウォーマーが招いた悲劇

シビれるほどの寒さが続く今日この頃。私は昨年から防寒グッズとして「レッグウォーマー」を愛用している。ズボンを脱ぐと非常に間抜けなビジュアルであることは否めないが、それでもヒートテックにもヒケを取らない優秀な防寒グッズだと考えている次第だ。

ただし、そのレッグウォーマーにも弱点がある。それは稀にズボンの中で下がってきてしまうこと。要するにハイソックスが くるぶし辺りまでズリ落ちてきてしまうのと同じ現象で、これではふくらはぎをカバーするレッグウォーマー本来の働きが期待できない。

つい先日のこと。ジーンズの下にレッグウォーマーを履いていた私は、左のレッグウォーマーがズリ落ちていることに気付いた。「短パン + 靴下」のスタイルなら、その場で修正可能だが「ジーンズ + レッグウォーマー」だとそう話は単純ではない。要するに1度ズボンを脱がなければならないのだ。

・レッグウォーマーを直したい

レッグウォーマーがズリ落ちているせいで、足元は左側だけが寒すぎる。寒さのせいか、尿意まで近くなってきやがった。「トイレに入ってレッグウォーマーを直そう」と思うのは、ごくごく自然な流れであろう。

幸いなことに立ち寄ったカフェのトイレは空いていた。すぐに便座に座り、ジーンズを降ろす。そのまま左足を抜き、ベストポジションまでレッグウォーマーをセット。これでレッグウォーマー問題は解決した……と思われていたのだが。


なぜかパンツを履いたままオシッコが出ていたでござる。


・無慈悲な放尿

冒頭でもお伝えした通り、私はイギリス紳士ばりのジェントルマン。家であろうと会社であろうと、スタンディング専用の小便器出ない限り、必ず座って用を足す。現代社会には未だに立って用を足す野蛮な男性もいるらしいが、私は「100%座ってする派」だ。

その理由は「トイレを共有する全人類を想う気持ち」から来ていることは言うまでもない。座って用を足すことで、尿が飛散するリスクを最小限に抑えようとするジェントル精神が、悲劇を生んだ理由の1つではあるのだろう。

また、我ならが “無駄のなさ” には驚嘆せざるを得ない。レッグウォーマーを直したことを脳が確認した瞬間に放尿が始まっていたのは、私が普段から「無駄な時間」を徹底的に排除している証拠ではなかろうか? 無意識のうちにそれが実践できるとは、人間とは実に賢い生き物である。

冷静かつ客観的に考えると、今回の悲劇は「私の高い紳士レベル」と「人間の賢さ」が原因であると結論付けていいハズだ。なお、私は特にオシッコを我慢していたワケではないので「漏らした」という表現は適切ではないと考えている。

まあ要するに「レッグウォーマーを直した後にパンツを降ろすのを忘れてて放尿が始まってた話」なのだが、何かに気を取られてパンツの存在を忘れる可能性は誰にでもあるハズ。つい先日、44歳になったばかりの中年男性のお話でした。みなさんもどうかお気を付けて。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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