改造して音が出ないようにした「サイレントAirTag」がフリーマーケットに出品されるも、すぐに取り下げられる騒ぎがあった。
これはハンドメイド品のフリーマーケット「Etsy」に出品されていたもので、既成のAirTagを改造してスピーカーを無効化し、音が出ないようにしたもの。悪意を持ったユーザーが目に見えない位置にこっそりAirTagを仕掛けた場合、ビープ音が鳴らなければ発見は難しく、極めて危険な改造品と言える。出品者によると、自転車やペットに取り付けるにあたり、離れた位置にいても音が鳴らない仕様のものが欲しいとのリクエストを受けて改造を行ったとのことで、最終的に出品は取り下げられたが、eBayにはこうした「サイレントAirTag」のリストも作成されており(現在は削除)、はからずもニーズの存在を知らしめてしまったことになる。EFF(電子フロンティア財団)のスタッフは、こうしたマーケットがすでに存在しており、氷山の一角であることを示唆するツイートを残している。