私鉄大手西武ホールディングスは、プリンスホテルなど30施設を外資系ファンドに売却する方向で調整を進めていることが分かった。
関係者によると、西武ホールディングスは東京・港区の「ザ・プリンスパークタワー東京」や「札幌プリンスホテル」など、約30カ所をシンガポールの政府系ファンドに売却する方向で調整を進めているという。運営については引き続き西武グループが行い、プリンスというブランド名は維持される。売却額は1000億円から1500億円程度が見込まれている。
新型コロナの影響で鉄道やホテルの利用客が落ち込み、今年3月までの1年間の業績予想で最終的な損益が140億円の赤字と2期連続の赤字が見込まれている。西武ホールディングス広報は「現時点で決定した事実はない」としている。(ANNニュース)
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